シロちゃんず娘。'23

 先日、代々木第一体育館ハロプロの25周年コンサートが行われました。私は実際に見に行ったわけではないのですが、自分の周囲はハロプロファンが多いので、その周りの盛り上がりに影響されて、やっぱりハロプロ最高ですねという気持ちに自分もなってしまいました。生で『Magic of Love』を見たかったし、私も代々木で「スッ!」を叫びたかった。

 

 そんなハロプロ熱が再燃したタイミングで、ちょうどシロちゃんず娘。'23のライブがありました。シロちゃんず娘。'23とは、福岡を中心に活動しているハロプロのコピーダンスグループです。コピーダンスといってもユニドルではなく、ユニドルを既に卒業した人達によるグループらしいです。私は今年の6月に初めて見て、ちょっといいかもと思い始めていたら、来年1月に解散という、アイドルオタクあるあるの出会うのが遅すぎたという状況です。

 

 シロちゃんず娘。'23を初めて見た時、最初はぼんやりと全体を見ていたら、次第にある人に目が行くようになったのです。それが赤い衣装のメンバー。自分はダンスの専門家ではないのでダンスの良さとかは詳しくないですが、元気で溌剌としていて、激しいけど丁寧なパフォーマンスで、とにかく私が好きになるダンスをしていました。ダイナミックだけど悪目立ちしているわけでもなく、私がイメージするハロプロのパフォーマンスにとても近いなと思いました。

 

 そんなこんなで、私は第一印象を大事にするので、ライブが終わった後に物販に参加。初見のグループの物販に行くのは、ライブで感じた直感が物販で覆されないかドキドキしますね。赤い衣装のメンバーに初めましての挨拶をして、チェキを撮りました。その方はなみさん、しかしニックネームが丼ちゃんというらしく、未だにどちらで呼ぶのが正しいのかわかっていません。

 

 初めての会話なので、お決まりの流れとしてもちろんハロプロの話となりますよね。そうして判明したのが、彼女の推しが竹内朱莉さんと石田亜佑美さんということ。なるほどと大きく頷くしかない。この推しだからこそ、あのパフォーマンスということに合点がいきました。笑ってしまいそうになるほどわかりやすい。推しを知れば、そうですよねと納得するしかないほど明確に推しリスペクトなパフォーマンスでした。

 

 竹内朱莉さんといえば、私の大好きな豊永阿紀さんの推しでもあります。試しに豊永さんの話題を振ったら、もちろん知っているとのこと。結構詳しく知っていて、さすが豊永さんと、我が事のようにうれしくなってしまいました。私の好きな人達が同じ人を推していることが単純にうれしい。私と話すよりも、なみさんと豊永さんを会わせたほうが絶対盛り上がるのではと思ってしまいましたね。

 

 それが6月のこと。そこから次にシロちゃんず娘。'23を見れたのは9月になってからでした。9月のライブでは、なみさん以外にも目が行くようになって、センターに立った時のらあちゃんの表情が良いとか、衣装もハロプロらしくて似合っているとか、やっと他のメンバーにも興味が出てきました。とはいってもいちばんはやっぱりなみさんです。ダンスがかっこいい。特にこの日はアンジュルム『マナーモード』の時になみさんがかっこよかった。

 

 なみさんに限らず全員ですが、本当にアイドルが好きなんだなと伝わってきて、パフォーマンス以上にそこに感動しました。ユニドルを卒業しても、こうやって踊り続けていることに対して、すごいなと尊敬みたいな気持ちが生まれてきます。好きじゃなければ続けられないわけで、その熱量に惹かれました。とはいっても、あと少しでシロちゃんず娘。'23も終わってしまうので、燃え尽きる前の最後の炎に少しでも触れようという気持ちで見ています。こちらもオタク3日目の熱量で好きと言っているだけなので、まだまだ全然知らないことばかりで、少ない情報で勝手なイメージを作ってしまっているのではという不安もありますが、好きでやっている活動を見るのは気持ちいいです。

 

 出会いはシロちゃんず娘。'23ですが、彼女達はハロプロだけでなく他のアイドルも好きで、そんな彼女達が9月24日にHKT48の『博多レジェンド』公演をやるそうです。自分はHKTのド新規オタクなので、その公演自体全然知らないのですが、一応現役HKTオタクでもあるので、これは是非行かなくては思ったら、その日は既に別の予定を入れていました。残念。映像とか残るかな。ハロプロきっかけで好きになった人達が、どういうHKTを見せてくれるのか楽しみです。

 

 最近はユニドルなどのコピーダンスグループのライブをよく見ます。そこでいろいろなアイドルソングを聴きますが、ハロプロで育ったオタクなので、やっぱりハロプロは特別です。忘れようとしても忘れられない。25周年コンサートをきっかけにもう一度ハロプロ熱が盛り上がった直後にシロちゃんず娘。'23を見て、自分でも信じられないぐらい心に響いてしまいました。もっと早く出会えていればよかったと思いつつも、こればかりはタイミングなので仕方ありません。残り少ない時間を大切に見ていけたらなと思います。