9月

 9月。夏から秋に変わる月。誕生日の月。自分を変えていったほうがいいのか迷う日々。余裕があるようでぎりぎりで、大丈夫、大丈夫、まだ大丈夫と自分に言い聞かせながら生きています。

 

 

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マジで環境で人変わるから

頑張られへんとかいう人は

マジで環境を変えた方が良いと思います

 

 

 フォロワーさんに教えてもらったNCT127のユウタさんのインタビュー動画を見て、めちゃくちゃぶん殴られたというか、やはり人は変わっていかなければならないのか、環境を変えたほうがいいのかと、それからずっと考えている。

 

 例えば仕事について、今の職場は結構長く勤めていて、自分にとってとても居心地がいい場所なのだけど、居続けるとはどちらかといえば現状維持でもあるわけで、それよりも変化していくべきでは、つまり転職したほうがいいのかなとたまに考えます。しかし転職や、または結婚でもいいけど、今以上の幸せを求める行動を起こしたほうがいいのではと思う度に、自立してここまで生きてこられただけでも奇跡だと思い返し、高望みはよくないと躊躇してしまう。勇気がないだけなのか。

 

 絶妙なバランスの上に今の自分の平穏な生活が成り立っている認識なので、転職や結婚がうまくいくイメージがない(結婚はそもそも相手に出会うところからだけど)。

 

 そんな感じで迷うことの多い9月。大学生の悩みか。

 

 あと地味に衝撃を受けているのが、石安伊さんのダイビングライセンス取得で、アウトドアのイメージがなかったみゅんさんがダイビングに挑戦したことに対して、本当に申し訳ないけど驚いてしまった。

 

 ユウタさんのインタビューやみゅんさんに急かされるように自分も何か挑戦しなければと焦っていたところに、市村愛里さんが熊本城マラソンでフルマラソンに挑戦することを知り、勢いで自分も熊本城マラソンにエントリーしてしまいました。初フルマラソン。完走目指してがんばります。迷いを吹っ切るぐらい全力で走るわ。

 

8月の現状その2

 8月も終わりに近づいています。いつまで残暑お見舞いはオーケーなのでしょうか。

 

 この1週間ほどメンタルが落ち込みがやばい。何もやる気が出ません。たぶんツイッターとかで自分を不安にする情報を摂取し過ぎなのだと思う。

 

 仕事はこなしているし日常生活も最低限できているので最悪の状態ではないのだけれど、なんとなくこのままではダメだという焦燥感と、ではどうすれば? という答えの出ない問いで負のスパイラルに陥っている。

 

 答えが出ないというか、この状態を抜け出すには結婚することがいちばん楽な解だと思っているけど、それはなんか違う。私は自分がまっとうな人間ではないと思っていて、しかしまっとうな人間になりたいわけで、自分自身をまっとうと認めるいちばん簡単な方法が結婚ではないかと自分が考えていることがつらい。自分の何かを変えるために他人を使うことに拒否反応があります。結果的に自分が変わっていくとしても、そこを目的にしての結婚はないよねという気持ち。

 

 アイドルオタクとしては、アイドルも自分を変えるために見ているのでは? と考えを広げたくなるけど、そこは金銭のやり取りをしているから、そういうサービスと考えています。そんなアイドルも、見ていて楽しいことは楽しいけど、最近は惰性で見ている気がしてなんだか申し訳ない気持ちになる。推しが夢を叶えたり新しいことに挑戦している姿を見て、自分も何かしなきゃと思っても、何を? と立ち止まってしまいます。アイドルに限らず世の中のいろんなものが、自分を無理矢理ポジティブに向かせようとしている気がして、それが苦しいときがある。今はその状態なのかもしれない。

 

 いろいろ悩んでしまうのは、考えてしまう時間があるからだとも思う。周りを見渡すと、子育てを頑張っているとか、自分みたいにどうでもいいことで悩んでいる人は少なそう(表に出さないだけかもしれないけど)。そう考えると贅沢な悩みなのかもしれない。その悩みがどれだけ重要かは本人にしかわからないけど。

 

 そんな感じで悩んでいる8月の終わり。なんでもいいからもっと忙しく生きたほうがいいのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

8月の現状

 ブログ全然書けなくなった。

 

 8月14日に北九州芸術劇場でマームとジプシー『cocoon』を観ました。2015年に池袋で観て以来、7年ぶりの『cocoon』。7年前と同じく、とにかく圧倒された。圧倒されるしかなかった。劇場で観れて本当によかったです。

 

 8月になると戦争の話題が増えるが、最近思うのは、祖父からもっと戦争の話を聞いておけばよかったなということ。祖父は兵士として南洋に行き、生きて帰ってきました。私が子供の頃はよく戦争の話をしてくれたが、それは子供向けの、悲惨だけど絶望的なまでに悲惨ではない話だったと今にして思う。では私がもっと戦争の話を求めたとして、祖父は話してくれただろうか。亡くなった今となってはもうわからない。よしんば話してくれたとして、それは祖父が話したかった話なのか、自分が聞きたかった話なのか。結局自分が聞きたい言葉を聞きたいだけではないだろうか。相手の伝えたい言葉に耳を傾けられるよう謙虚でありたい。

 

 

 

 

 

 

『ONE PIECE』とアンジュルムと豊永阿紀さん

 『ONE PIECE』始めました(冷やし中華のノリで)。

 

 豊永阿紀さん推しのバイブルと言ってもいい大人気コミック『ONE PIECE』。自分は未読で、いつかは履修しないといけないなと思っていたのですが、やっと重い腰を上げて最近読み始めました。ちょうど外泊しないといけない時があったのでホテルを調べていたら、なんと宿泊すると漫画読み放題できるホテルを見つけたので、よっしゃワンピ合宿するぞと一泊してきました。午後早くにチェックインして、夜ご飯の買い出しで部屋を離れた以外は、ただひたすら『ONE PIECE』を読み、翌朝もチェックアウトする時間のぎりぎりまで読み続けました。結果として、一泊で19巻まで読みました。まだまだ先が長い。

 

 有名な漫画なのでなんとなくは知っていました。知っているキャラクターは、腕が伸びる主人公のルフィと、よくわからない生き物のチョッパー(今回読んでやっとトナカイだということを知った)。あと知っていたのはルフィが海賊王になることぐらい。なんとなくの雰囲気で、陽キャが好きそうな漫画だなと、苦手かもしれないイメージがありました。しかし『ONE PIECE』は、豊永阿紀さんが常に連載を追いかけているほど大好きな漫画ですし、自分の今年の目標は斜に構えない、冷笑主義にならないで全力で向き合う、なので、推しの好みと私の好みは別という醒めた態度ではなく、新しいものに挑戦しようと読み始めました。

 

 

ホテルでひたすら漫画を読んで、作家が缶詰された時の気持ちがなんとなくわかりました。

 

 

 

 今更ながら『ONE PIECE』面白いですね。ほとんどの人はルフィを中心とした人間ドラマに魅力を感じているのだと思いますが、自分もそこが面白いと思いつつ、『ONE PIECE』の世界そのものの魅力に惹かれて読み進めています。

 

 まだ最初の部分しか読んでいませんが、これって『ガリバー旅行記』ですよね。世界の不思議な国々を見て回る。そういう空想都市系の物語が自分大好きなんですよね。イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』という、架空の都市の話をまとめた小説があって、私はそれが大好きなのですが、『ONE PIECE』はそこにも通じる、架空の世界を通して現実を見つめ直すような視線を生んでいます。あとシンプルに出てくる動物が可愛い。

 

 そのような世界観も好きですが、もちろんストーリーも面白い。さすが大人気コミック。全然飽きさせない(まだ最初の部分だけですが)。定期的に主人公達のそれぞれの子供時代の話を挟んでくるのもずるい。思い入れも湧いてきます。

 

 面白いんですが、読んでいて思ったことがあります。主人公達は、仲間仲間と言いつつ、それぞれのエピソードのクライマックスとなる敵との戦いでは、協調はあまりせずに、個人戦で戦ってますよね(序盤だから?)。しかしそれでも主人公達は強いし、チームワークが無さそうなのに、ひとつの船で航海している団結力みたいなのが感じられる。それぞれが自分勝手で、それぞれの目的のために航海しているのに、ひとつの大きな力が生まれている。不思議です。

 

 そんなことを考えていたタイミングで、あるツイートに出会いました。それは先日のアンジュルム武道館コンサートを見ての感想ツイートでした。

 

 

 

 

 私が『ONE PIECE』に感じていたのはこれだ!! と直感しました。『ONE PIECE』も皆各々の信念で生きているのに、それが不思議な巡り合わせで最強の集団となっている。『ONE PIECE』とアンジュルムが同じ言葉で表現可能であること。そこで思い出したのが、この両方を好きな人物、豊永阿紀さんです。すべてが繋がったような気がしました。

 

 偶然の一致といえばそうかもしれません。しかし偶然は偶然でも、これは幸福な偶然の一致であって、私はこの三者が繋がっていることが、特に豊永阿紀さんにとって、とても強さを与えているように感じます。まあこれはこちらの勝手な妄想なので、本人は『ONE PIECE』とアンジュルムに何か関連を感じているのか気になります。

 

 そんな感じで『ONE PIECE』面白いです。早く最新話に追いついて、豊永さんと感想を語り合いたいですね。

 

 

 

おまけ

 全然話が変わりますが、豊永阿紀さんの出演舞台が終わって、久しぶりに豊永さんの出たRESET公演を見ました。近くの良い席で見れたからかもしれませんが、豊永さんのアイドルの輝きがすごすぎた。パフォーマンスに彼女のエネルギーが満ち溢れていました。あまり人に対して強いと言いたくないんですが、先日のRESET公演の豊永さんは、強いとしか形容出来ませんでした。そんな豊永さんを見ていたら、彼女は竹内朱莉さん推しなのに、自分としては佐々木莉佳子さんを彷彿とさせる気迫を感じてしまいました。マジ強い。久しぶりに見たステージ上の豊永さんかっこよすぎてやばかったな。大好きです。

 

『しゃーSHE♀彼女2』

 福岡市美術館ミュージアムホールにて上演された舞台『しゃーSHE♀彼女2』を観ました。

 

 

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 公演期間は3日間で、AチームBチームに分かれてそれぞれ4公演の計8公演。自分は、

6/17 Aチーム初日とBチーム初日

6/18 Bチーム朝公演と夜公演

6/19 Bチーム千穐楽

の5公演を観ました。豊永阿紀さんがBチームなので、B全通です。チケット発売日は千穐楽しか買ってなかったのに、いつの間にかB全部のチケットが手元にありました。前回の『しゃーSHE♀彼女』は豊永さんがいるチームしか観なかったのですが、今回は地頭江音々さんの演技が気になってAチームも観ることにしました。

 

 初日のABを観た後に、勢いで感想をまとめました。2日目にBチームを観たら、初日の感想ブログで勘違いしているところを見つけたりして、かなりABを混同していることに気付きました。やはり初期衝動で書くと粗が多いですね。あと結構盛って書いてましたね…。

 

 

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 Bチーム面白かったです。観る度に体感時間が短くなっていきました。千穐楽なんて豊永阿紀さんが隣の部屋に向かって叫んだと思ったら、山下エミリーさんが天野なつさんと無言の対峙をしていましたからね(大袈裟)。何回も観て話がわかってくると、好きな作品でもここは怠いなと思ったりすることもあるのですが、この作品はそういう感情にならず、一気に最後まで駆け抜ける感じでした(4回しか観てないからかも)。

 

 繰り返し観ていると変化に気付いてきます。この舞台では山下エミリーさんが公演を重ねる毎に演技の固さがなくなっていったように感じました。エミリーさんは毎公演セリフを変える場面があるのですが、最後のほうはかなり楽しそうにやっていて、観ているこちらも楽しみになってきました。しかし、そのような変化というか成長を演劇作品に見出すのはどうなのか、成長を楽しむならアイドル現場でいいのではないか、という問いもあります。このアイドルの舞台の見方はずっと悩み続けていることなので、簡単には答えは出ませんね。

 

 エミリーさんも良かったですが、私の推しは豊永阿紀さんなので、どうしても豊永贔屓の観劇となってしまいます。オープニングで、豊永さんは隣の部屋のうるさい連中に大声で注意するのですが、まずジャブの注意を入れてから、次にこちらがビクッとするぐらいの大声で苦情を入れます。そこで観ている側も舞台に集中するスイッチが入ります。その豊永さんの声の威力がすごかった。まあ直後の酔っ払いエミリーさんで笑いに包まれてしまうのですが…。

 

 豊永さんは気性が激しめの役が多くて大変そうでした。エミリーさんとの罵声の応酬は見応えあったし、初日感想で書いたように何を言っているかわからないなんてことはなく、よく聞いたら罵倒の言葉がしっかり理解できました(わからないと思ったのはAだったのかな)。初日は訪ねてきた人の顔芸作品だと思ったのですが(最初に観たAの吉本一椛さん? の顔芸が素晴らしかった)、2日目以降はエミリーさんと豊永さんの表情も素晴らしいことに気付きました。ちょっとコント入っちゃってましたね。普段も怒ったらあんな感じになるのかな…。怖いな…。

 

 そして今回の豊永さんの白眉は、他人に依存している女性のヒステリー演技ですね。怖かった。本当に怖かった。目の奥に暗い空洞が見えた。私が豊永さんに感じている彼女の未知の部分の深さが、役に重ね合わされて、底知れぬ恐怖を与えていました。簡単には理解させないぞと思わせてくれる彼女の不可侵領域の広さ、それが本当かどうかわからなくても、そう錯覚させてくれる豊永さんの振る舞いが、私が彼女を好きな理由のひとつです。結局自分の受け取り方次第なのですが、その豊永さんの魅力が役に重みを加えていました。

 

 誰もが誰かに依存しているし、私だって例えば豊永さんに依存していないとは言い切れないわけで、依存がエスカレートして狂信者にならないためには、どう他人との距離感を適切に保ったらいいのかとか考えてしまいました。まあ、だとしても、自分はもっと他人に頼ることを躊躇わないほうがいいのでは、という思いもあるので複雑です(アイドルに過剰な依存はよくないけどね)。

 

 Bチームを観すぎて、初日に観たAチームはほとんど忘れてしまったのですが、やたら遊技機に詳しい地頭江音々さん面白かった。真面目そうで大学の知人をカモにする悪女っぷりが素晴らしかったです。個人的にAチームのほうが重い話が多い印象がありました。

 

 

 

夜公演が終わると、そこはナイトミュージアム

 

 

 

 本編終わりに女子会的なアフタートークがあって、そちらも面白かったです。共演者の恋愛トークに前のめり気味に食いつく山下エミリーさんが最高でした。Aチームの女子会アフタートークは見てないのでわかりませんが、Bチームは仲の良い雰囲気がすごく伝わってきました。あまりに面白いので、本編はどっちなんだと考えてしまうぐらいでした。

 

 女子会アフタートークで演者本人の性格をなんとなく知ってから再び舞台を観ると、解像度がまた違ってきます。特に普段がやばそうな津山愛理さんが、ですね。また、二宮絵梨香さんに対して声が小さい小さいと散々言われていたことを知ると、ダンスの場面で怒られている二宮さんを応援したくなってきます。私も二宮さんに発声を教わりたい。山口成美さんの忙しない手の動きも私は好きです。

 

 本編と女子会、どちらも面白かった。自分でも驚くぐらい絶賛の気持ちです。ただこの絶賛について考えると、初日感想で書いたように男性出演者がいない懸念がまずあって、それでハードルを低く設定していたから絶賛できている気がするので、それはそれでよくないよねと思います。それと同時に、少なくとも舞台上には男がいないことで、観客の私(男)は、女性だけの話に距離を保って観れたから楽しめた気がしないでもない。性別で受け取るものが変わることはなく、私が鈍感なだけという疑いはあるけれど、自分事にしづらかったのかもしれません。

 

 そのような感想が出てきたりもしたけれど、まとめると面白かったです。面白くて、考えさせてもくれる舞台でした。素晴らしい舞台をありがとうございました。

 

 

 

 

 

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『しゃーSHE♀彼女2』初日感想

 6月17日、福岡市美術館ミュージアムホールにて舞台『しゃーSHE♀彼女2』初日を観てきました。その感想をサクッと書きます。

 

 

 ちょっとだけネタバレしています。

 

 

 

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『しゃーSHE♀彼女2』もいいですが同じ福岡市美術館でやっているミナ ペルホネンの展覧会もおすすめです。

 

 

 

 『しゃーSHE♀彼女』が好評だったからなのか、2作目となった今回。前回と違うのは、男性俳優がひとりも出演しないことです。『しゃーSHE♀彼女』を観た人はわかると思いますが、恋愛ネタが多いので、恋人役などで男にも役割がありました。その男が今回いないということで、果たしてどんな話になるのか、そこがいちばんの楽しみでした。

 

 初日となる今日は先にAチームを観て、次にBチームを観ました。男がいなくて大丈夫なのかという点に関しては、全然問題なかったです。むしろ男女の恋愛に頼りすぎない、バラエティーに富んだオムニバスとなっていました。どれも面白かった。

 

 とはいえ、異性愛に同性愛に不倫などなど、君達の心の中は恋愛しかないのかとツッコミたくもなります。20代のデートがどうこうで一部のインターネットが盛り上がった直後だったので、まったく違う世界だなと醒めた視線になったのも事実。しかしよく考えれば、面倒くさい女性を描くなら恋愛が最もやりやすいと思うので、これはもう仕方ないのでしょう。

 

 AとBの両方を観て、特に好きだったのはBチームのダンスレッスンで始まる話です。冒頭のコミカルなシーンからは想像出来ない重みを後半にぶつけてきて、その後はなんか良い感じの話になっちゃって、うまくは言えないけれど『しゃーSHE♀彼女』らしくない作品でした。彼女の悩みは面倒くさくなんてなくて切実ですよ(それとも自分見誤ってる?)。3年付き合っていて、そこに気付かないなんて相手も鈍感過ぎるのではと思うけれど、それでも優しい彼女さんなので、これからさらにお互いをわかり合える関係を目指していけばいいのではないでしょうか(どこ目線アドバイス?)。

 

 よくよく考えると、「面倒くさい女性の話」ではないですよね、という作品もあります。事前に思わせぶりなツイートで期待を抱かせていた、豊永阿紀さんと天野なつさん2人による作品は、袋小路的な絶望感が漂っていて、怖いという感情を超えてくるものがありました。豊永さんが演じる問題の女性の狂信的な言動は、面倒くさいと言っている場合ではなく、他のカウンセリングとかを受けたほうがいいレベルだと思います。途中豊永さんが身を乗り出して、膝の上にあった旅行パンフを落としてしまうのですが、それにも気付かず我を忘れている様は、しゃーしいと軽く言っていいものではないです。豊永さんの最後の嘆きは、自分が周囲に理解されてないことへの嘆きなのか、どうしてこうなってしまったんだと自分自身への後悔の嘆きなのか、私にはわからなかったのですが、後悔の嘆きならばまだ救いはあるのではと思うけれど、救いがないのが『しゃーSHE♀彼女』なんですよね。あと蛇足ですが、自分ももう歳をとったおっさんだからなのか、やたら叫ぶ演技や演出はもう無理ですね……。豊永さんの叫びが真に迫りすぎていて辛くなります……。

 

 AとBの両方でやる演目もあるのですが、自分の悪い癖で、先にやったほうがその作品の正解と錯覚してしまうんですよね。今回だとAチームから始まったので、Aの後にBがやっても、やっぱりAだなと思ってしまいます。心友の話(親友ではなくて心友な気がする)は、間に挟まれた人の顔芸がとにかく素晴らしいです(AもBも)。あとみんな演技が過剰なのも笑えて最高です。Bでは豊永阿紀さんと山下エミリーさんが出たのですが、Aを観た後でネタを知っていたので、そこまで驚けなかったのが残念でした。とはいっても、お二人の方言での丁々発止は迫力がありました。何を言っているか全然わからなかった。他にも福岡ローカルネタが多くて、まだ福岡住みが浅い他所者には厳しかったですね…。箱崎がどこかわからない…。

 

 初日の感想はこんな感じです。山下エミリーさんと地頭江音々さんの演技は初めて観たのですが、演じているのに自然体のようなエミリーさん良かったです。音々さんはやたら遊技機に詳しくて笑ってしまいました。豊永阿紀さんはメールによると相当悩んでいたみたいですが、そんな悩みとか全然感じさせない貫禄があって、虚勢とも思えない堂々としているところが私が彼女を好きな理由のひとつです。

 

 無事初日が終わって、あと2日間どう変わっていくのか、今後も楽しみです。初日お疲れ様でした。

初めまして熊本、ありがとう熊本

 

 

 

 6月です!! 2022年も半分が終わりそう!! そんな6月なのに1ヶ月前、GWの話になりますが、5月7日にHKT48のコンサートツアー『HKT48 LIVE TOUR 2022 ~Under the Spotlight~』熊本公演に参加してきました。HKTのツアーは配信では見ていましたが、実際に生で見るのはこの熊本が初めて。熊本自体も私は初訪問だったので、街のいたる所くまモンだらけのくまモンの街に圧倒されてしまいました。

 

 幸運にも昼夜共に前方の席に恵まれて、間近でHKTのパフォーマンスを堪能できました。10列目前後の席だったのですが、想像していたよりもステージが近くて、とにかく圧倒されました。視界にはなこみくなっぴの現HKTの3トップがいて、ちょっと視線をずらしても他の可愛いメンバーがたくさんいて、本当に目が2つでは足りない状況でした。

 

 私がHKTにハマったタイミングでは矢吹奈子さんはまだHKTに戻ってなくて、彼女のいないHKTを見て好きになったのですが、こうやってHKTでの矢吹奈子さんを見ると、やはりスペシャルで特別な存在感がありました。彼女が歩いてきた道が与えたオーラに包まれてHKTの中でも一際輝いていました。

 

 と同時に、矢吹奈子さんが不在の時もHKTを支えてきた田中美久さんと運上弘菜さんの強くて折れない美しさも感じられてグッとくるものがありました。三者三様に美しい。この3人だけではない全員に対してですが、HKTの中でどのように頑張っているのかという、彼女達自身が考えるグループでの立ち位置が劇場公演以上にコンサートではより明確に感じ取れて、だからこそグループとしてのHKT48をより好きになれたコンサートでした。

 

 コンサートはとにかく圧倒されたと先程書きましたが、圧倒してくる光に細かい記憶がないんですよね。瞬間としては今最高のシーンだ!! という瞬間が無数にあったはずなのに、コンサートが終わったら、何かとてつもなく美しい輝きに出会った、といった風な曖昧な記憶に変わってしまいます。悲しい。

 

 詳細には覚えていないといっても、私は豊永阿紀さんが大好きなので、コンサート中は豊永さんをよく見ていて、印象が強く残っています。基本的に、豊永さんはよく目立ちます。少なくとも私からしたら、変なダンスというわけでも、雑なダンスというわけでもない。だけどやたらと気になるダンス。静→動→静の動の部分の動きが速くて、俊敏なダンスというイメージです。そしてそれが見ていて爽快なのです。単純に気持ち良い。あとやはり豊永さんのパフォーマンス中の表情が大好きです。見ていてすごく楽しい。

 

 そして今のHKTは特に歌を魅せることに積極的です。グループ全体で歌に力を注いでいて、前半は歌を聴かせる場面が多かったです。バンドパートやカバーパートなど、ここに合わせて頑張ってきたメンバーの素晴らしい歌をたくさん聴きて大満足でした。『黄昏のタンデム』の武田智加さんとても良かったし、『夏の前』の渡部愛加里さんと竹本くるみさんの歌良いですね…。最近のおいもちゃんや市村愛里さんの歌も好きです。もちろん歌といえば豊永阿紀さんで、豊永さんも歌のエースとしてHKTを引っ張っていました。

 

 豊永さんの歌は特徴的というか、単に私が豊永さんを好きだからよく聴こえてくるだけかもしれませんが、大勢で歌っていても、豊永さんの歌声が際立って響いてくる瞬間がよくあります。ひとりで歌っている時の豊永さんの歌が素晴らしいのはもちろんですが、そうやって無数の歌声の中から好きな人の歌だけが特別に届いてくるのは得難い体験です。今回のツアーでは『空耳ロック』でそういう瞬間によく出会いました。

 

 豊永さん自身、自分の武器は歌だとわかっているので、どの曲でも歌と共にその心意気を聴くような感じで私は聴いていました。『74億分の1の君へ』の世界が広がっていくような歌声も良かったし、『全然 変わらない』では、先頭での強く静かな歌い出しが、後続のメンバーに受け渡されていく様が素晴らしく、再び豊永さんが歌って歌の輪を閉じるかのような流れにため息しか出ませんでした。

 

 熊本でのカバーパートでは、豊永さんは竹本くるみさんとヨルシカ『春泥棒』を歌いました。2人の歌声の組み合わせの良さに初めて気付きました。渋谷公演の配信で見た緑黄緑社会『Mela!』は、いかにも豊永さんが得意とするような曲で、自分も大好きだったのですが、この『春泥棒』は普段の豊永さんとは違った、遠くまで歌を届けようと丁寧に風に乗せるような歌で、その透きとおって響く歌がこちらも好き!! となりました。

 

 

 

 

 

 

 コンサート全体を通して個人的に強く印象が残ったのは『君とどこかに行きたい』です。最近は見る度に君どこが好きなことに気付かされます。曲が良いということもありますが、思い出すものがとても多い。1年前の劇場で披露された後に宮脇咲良さんと矢吹奈子さんの登場に驚いたこと。大晦日ハウステンボスでの上野遥さんと上島楓さんのシンメ。上島楓さんの卒業公演で彼女がこの曲を選んだこと。熊本の直前の博多どんたくで歌った時は、ファインダー越しに見えた豊永阿紀さんの晴れやかな表情に泣きそうになってしまいました。私がHKTにハマってから初めてリリースされた曲だからなのか、思い入れの量が違います。イントロを聴くだけで込み上げてくるものがある。いつの間にか自分にとっても大切な曲になっていたことに自分でもびっくりします。そして君どこの豊永さんが大好きです。向かい合うメンバーと目を合わせた時の笑顔が好きです。「窓の外の空はいつも」と歌いながら両手で作られるフレームが空高く掲げられて、眩しさに目を細めます。本当に良いんですよね……。

 

 熊本公演の最大のトピックといえば6期生の初お披露目でしょう。今回の6期生に限らないのですが、自分はどんなアイドルグループでも新メンバーにあまり興味が湧かないほうです。好きになったタイミングで在籍しているメンバーへの思い入れがまず強くて、新メンバーにハマるのがいつも遅い。最初の頃はほとんど何もわからないのに好きになりようがないというのもあります。正直6期生お披露目に対してモチベーションがあまりなかったのですが、それでもHKTファン(と先輩メンバー)を前にして緊張しているであろう6期生が無事お披露目を終えられるよう祈りながら見ていました。そんな自分ですが、興味がないといっても、初々しい6期生を見ていると愛着が湧いてきます。お披露目はどうしても新人を値踏みしてしまうような視線になるのでは〜と、見る前は自己嫌悪気味でした。しかし実際にお披露目を見ていると、盛り上がっているコンサートの途中だからか、その場の興奮した雰囲気に自分の申し訳なさがかき消されるようで、フラットな感情で見守るように見ていられました。客として自制しつつ盛り上がっている客席に対して、6期生の自己紹介に身悶えしたり異様な盛り上がりを見せている先輩達がいて、それは同じグループのメンバーだからこそ許されていることだとしても、メンバーがこれぐらいならオタクの気持ち悪さも少しぐらいは許されるのではと思ってしまいましたね…(余談ですがHKTメンバーがカジュアルにロリという単語を発するの全然好きになれません)。

 

 熊本公演から少し経って劇場で行われた6期生のイベントも行きました。そうやって現場で6期生を見る回数が増えていくと着実に気になってきます。少しずつメンバーについて知っていって、それと共に応援したい気持ちも湧いてきます。今気になっているのは井澤美優さんです。

 

 熊本公演から1ヶ月経ってやっと感想をアップしているわけですが(大まかな下書きは結構前に書き上がっていた)、この1ヶ月は以前と比べて劇場公演が増えていて、しかし自分は劇場公演はほとんど入っていません。劇場に入ったのは6期生のニコ生のみです。良いのか悪いのか、熊本で見たコンサートが楽しくて、結構そこで満足しちゃっている感じなんですよね。豊永阿紀さんが公演に出ていないことが劇場に入るモチベーションを下げているのは事実ですが、HKTの皆さんの前向きな気合いがコンサートでダイレクトに伝わってきて、それがじんわりと身体の中で熱を保ったままの状態になっています。どの人もこのコンサートに賭けているなと思えるパフォーマンスで、見ていてとても楽しかったです。

 

 大阪は行かないので現地で見るのは熊本が最初で最後でしたが、とても素晴らしいコンサートでした。思い出補正になってしまうけれど、時が経つほどに、あの熊本はすごかったなという思いが強くなっています。本当にありがとうございました🙏🏻

 

 

 

 

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