初めまして熊本、ありがとう熊本

 

 

 

 6月です!! 2022年も半分が終わりそう!! そんな6月なのに1ヶ月前、GWの話になりますが、5月7日にHKT48のコンサートツアー『HKT48 LIVE TOUR 2022 ~Under the Spotlight~』熊本公演に参加してきました。HKTのツアーは配信では見ていましたが、実際に生で見るのはこの熊本が初めて。熊本自体も私は初訪問だったので、街のいたる所くまモンだらけのくまモンの街に圧倒されてしまいました。

 

 幸運にも昼夜共に前方の席に恵まれて、間近でHKTのパフォーマンスを堪能できました。10列目前後の席だったのですが、想像していたよりもステージが近くて、とにかく圧倒されました。視界にはなこみくなっぴの現HKTの3トップがいて、ちょっと視線をずらしても他の可愛いメンバーがたくさんいて、本当に目が2つでは足りない状況でした。

 

 私がHKTにハマったタイミングでは矢吹奈子さんはまだHKTに戻ってなくて、彼女のいないHKTを見て好きになったのですが、こうやってHKTでの矢吹奈子さんを見ると、やはりスペシャルで特別な存在感がありました。彼女が歩いてきた道が与えたオーラに包まれてHKTの中でも一際輝いていました。

 

 と同時に、矢吹奈子さんが不在の時もHKTを支えてきた田中美久さんと運上弘菜さんの強くて折れない美しさも感じられてグッとくるものがありました。三者三様に美しい。この3人だけではない全員に対してですが、HKTの中でどのように頑張っているのかという、彼女達自身が考えるグループでの立ち位置が劇場公演以上にコンサートではより明確に感じ取れて、だからこそグループとしてのHKT48をより好きになれたコンサートでした。

 

 コンサートはとにかく圧倒されたと先程書きましたが、圧倒してくる光に細かい記憶がないんですよね。瞬間としては今最高のシーンだ!! という瞬間が無数にあったはずなのに、コンサートが終わったら、何かとてつもなく美しい輝きに出会った、といった風な曖昧な記憶に変わってしまいます。悲しい。

 

 詳細には覚えていないといっても、私は豊永阿紀さんが大好きなので、コンサート中は豊永さんをよく見ていて、印象が強く残っています。基本的に、豊永さんはよく目立ちます。少なくとも私からしたら、変なダンスというわけでも、雑なダンスというわけでもない。だけどやたらと気になるダンス。静→動→静の動の部分の動きが速くて、俊敏なダンスというイメージです。そしてそれが見ていて爽快なのです。単純に気持ち良い。あとやはり豊永さんのパフォーマンス中の表情が大好きです。見ていてすごく楽しい。

 

 そして今のHKTは特に歌を魅せることに積極的です。グループ全体で歌に力を注いでいて、前半は歌を聴かせる場面が多かったです。バンドパートやカバーパートなど、ここに合わせて頑張ってきたメンバーの素晴らしい歌をたくさん聴きて大満足でした。『黄昏のタンデム』の武田智加さんとても良かったし、『夏の前』の渡部愛加里さんと竹本くるみさんの歌良いですね…。最近のおいもちゃんや市村愛里さんの歌も好きです。もちろん歌といえば豊永阿紀さんで、豊永さんも歌のエースとしてHKTを引っ張っていました。

 

 豊永さんの歌は特徴的というか、単に私が豊永さんを好きだからよく聴こえてくるだけかもしれませんが、大勢で歌っていても、豊永さんの歌声が際立って響いてくる瞬間がよくあります。ひとりで歌っている時の豊永さんの歌が素晴らしいのはもちろんですが、そうやって無数の歌声の中から好きな人の歌だけが特別に届いてくるのは得難い体験です。今回のツアーでは『空耳ロック』でそういう瞬間によく出会いました。

 

 豊永さん自身、自分の武器は歌だとわかっているので、どの曲でも歌と共にその心意気を聴くような感じで私は聴いていました。『74億分の1の君へ』の世界が広がっていくような歌声も良かったし、『全然 変わらない』では、先頭での強く静かな歌い出しが、後続のメンバーに受け渡されていく様が素晴らしく、再び豊永さんが歌って歌の輪を閉じるかのような流れにため息しか出ませんでした。

 

 熊本でのカバーパートでは、豊永さんは竹本くるみさんとヨルシカ『春泥棒』を歌いました。2人の歌声の組み合わせの良さに初めて気付きました。渋谷公演の配信で見た緑黄緑社会『Mela!』は、いかにも豊永さんが得意とするような曲で、自分も大好きだったのですが、この『春泥棒』は普段の豊永さんとは違った、遠くまで歌を届けようと丁寧に風に乗せるような歌で、その透きとおって響く歌がこちらも好き!! となりました。

 

 

 

 

 

 

 コンサート全体を通して個人的に強く印象が残ったのは『君とどこかに行きたい』です。最近は見る度に君どこが好きなことに気付かされます。曲が良いということもありますが、思い出すものがとても多い。1年前の劇場で披露された後に宮脇咲良さんと矢吹奈子さんの登場に驚いたこと。大晦日ハウステンボスでの上野遥さんと上島楓さんのシンメ。上島楓さんの卒業公演で彼女がこの曲を選んだこと。熊本の直前の博多どんたくで歌った時は、ファインダー越しに見えた豊永阿紀さんの晴れやかな表情に泣きそうになってしまいました。私がHKTにハマってから初めてリリースされた曲だからなのか、思い入れの量が違います。イントロを聴くだけで込み上げてくるものがある。いつの間にか自分にとっても大切な曲になっていたことに自分でもびっくりします。そして君どこの豊永さんが大好きです。向かい合うメンバーと目を合わせた時の笑顔が好きです。「窓の外の空はいつも」と歌いながら両手で作られるフレームが空高く掲げられて、眩しさに目を細めます。本当に良いんですよね……。

 

 熊本公演の最大のトピックといえば6期生の初お披露目でしょう。今回の6期生に限らないのですが、自分はどんなアイドルグループでも新メンバーにあまり興味が湧かないほうです。好きになったタイミングで在籍しているメンバーへの思い入れがまず強くて、新メンバーにハマるのがいつも遅い。最初の頃はほとんど何もわからないのに好きになりようがないというのもあります。正直6期生お披露目に対してモチベーションがあまりなかったのですが、それでもHKTファン(と先輩メンバー)を前にして緊張しているであろう6期生が無事お披露目を終えられるよう祈りながら見ていました。そんな自分ですが、興味がないといっても、初々しい6期生を見ていると愛着が湧いてきます。お披露目はどうしても新人を値踏みしてしまうような視線になるのでは〜と、見る前は自己嫌悪気味でした。しかし実際にお披露目を見ていると、盛り上がっているコンサートの途中だからか、その場の興奮した雰囲気に自分の申し訳なさがかき消されるようで、フラットな感情で見守るように見ていられました。客として自制しつつ盛り上がっている客席に対して、6期生の自己紹介に身悶えしたり異様な盛り上がりを見せている先輩達がいて、それは同じグループのメンバーだからこそ許されていることだとしても、メンバーがこれぐらいならオタクの気持ち悪さも少しぐらいは許されるのではと思ってしまいましたね…(余談ですがHKTメンバーがカジュアルにロリという単語を発するの全然好きになれません)。

 

 熊本公演から少し経って劇場で行われた6期生のイベントも行きました。そうやって現場で6期生を見る回数が増えていくと着実に気になってきます。少しずつメンバーについて知っていって、それと共に応援したい気持ちも湧いてきます。今気になっているのは井澤美優さんです。

 

 熊本公演から1ヶ月経ってやっと感想をアップしているわけですが(大まかな下書きは結構前に書き上がっていた)、この1ヶ月は以前と比べて劇場公演が増えていて、しかし自分は劇場公演はほとんど入っていません。劇場に入ったのは6期生のニコ生のみです。良いのか悪いのか、熊本で見たコンサートが楽しくて、結構そこで満足しちゃっている感じなんですよね。豊永阿紀さんが公演に出ていないことが劇場に入るモチベーションを下げているのは事実ですが、HKTの皆さんの前向きな気合いがコンサートでダイレクトに伝わってきて、それがじんわりと身体の中で熱を保ったままの状態になっています。どの人もこのコンサートに賭けているなと思えるパフォーマンスで、見ていてとても楽しかったです。

 

 大阪は行かないので現地で見るのは熊本が最初で最後でしたが、とても素晴らしいコンサートでした。思い出補正になってしまうけれど、時が経つほどに、あの熊本はすごかったなという思いが強くなっています。本当にありがとうございました🙏🏻

 

 

 

 

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