2021年11月

 11月になりました。ついこのあいだ夏が終わったと思ったらもう11月ということに驚きます。スタバでも毎年恒例のジンジャーブレッドラテが飲める季節となりました。鈴の音が聞こえる日も近づいてきています。

 

 先週末は衆議院議員選挙がありました。私も投票に行きました。自分の周囲は投票率150%ぐらいで全員投票している感じでしたが、現実は有権者の約半分しか投票していなくて、自分の交友関係やSNSでフォローしている人達が、自分と似通った行動をしている人々で構成されていることを改めて実感しました(それは主義主張が同じという意味ではなく、投票には行くぐらいの政治への参加意思があるという意味で)。

 

 SNSではよくある現象です。しかしそれでも以前とは変わったなと思う点があります。これまで私の観測範囲での政治への言及は知り合いだったり普段から政治的なアカウントだけでした(政治的の意味も考えないといけませんが)。それがここにきてただ単に私が好きでフォローしているアイドルやモデル、女優のアカウントからも投票に行くことを呼びかけたり投票したことを公表する投稿が増えた感触があります。この辺りは秋元才加さんや和田彩花さんなどの影響が大きいと思います。

 

 もちろんこれもフィルターバブルです。政治に関心を持つ有名人を選んで私がフォローしている可能性があります。投票したことをわざわざ表明する少数派のコミュニティに自分は属しているだけかもしれません。私の周りは投票したことを公にしがちなので(どこに投票したかは置いといて)、その公表すべきな雰囲気もどうなのかなと思いますが。

 

 今は一部ですが若者が政治を変えていこうと行動していることに、それは困難なことだけど希望を感じます(これも観測範囲の問題でしょうが)。調査によると若い人ほど保守的だそうで、若年層の投票率が上がると、もしかすると私の望む社会とは異なる未来が待っているかもしれませんが、それでも投票率が上がるのは良いことだと思います。

 

 先日の衆議院議員選挙の投票日当日、これから誰かと会うのかお洒落した若者が投票所で私の前に並んでいました。何か予定があったとしても、その前に投票だけはしておこうという意思を感じて頼もしさを感じました(どこから目線?)。

 

 私なんか若い頃は投票も行ったり行かなかったりで、あまり選挙に関心はありませんでした。欠かさず投票するようになったのは30歳を過ぎてからです。若い時の政治への無関心は自分もそうだったので、今の若者に投票に行こうと声高に言えない。そんな自分なので、好きなアイドル達が投票したことを公表するのは、自らを省みてすごいことだなと尊敬の念しかありません。

 

 一気に社会が変わるわけではないし、地道な努力の積み重ねです。前回前々回の選挙よりも投票率が上がったことを希望と捉えることとして、選挙の期間だけでなく普段の生活から今よりも生きやすい社会を目指すことが大切ですね。