20230109 HKT48 ひまわり組『パジャマドライブ』公演

 190番代。劇場がフルキャパになってからもっとも番号がよくない。メンバーが2人休みになったせいか(正確には3人休んで1人代演)、自分の周りでも空いている席がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 『初日』のかけ声は今村麻莉愛さん。麻莉愛さんがかけ声をする日が来るなんて、全然古参でもないのに感慨深くなります。『初日』のジャケット衣装大好きなんですよね。首元が華やかなのが良いです。『初日』の梁瀬鈴雅さんのジャケットスタイルが大好きです。

 

 私がパジャドラ公演を見るいちばんの理由は梁瀬鈴雅さんを見たいからですが、梁瀬さんは既に何回もパジャドラは出ているので、もうベテラン感があります。対して同じ6期生の猪原絆愛さんはこの日が初パジャドラ。初々しいです。

 

 『2人乗りの自転車』はサビのペアのシーンが大好きなのですが、この日は地頭江音々さんと市村愛里さんがペア。なんやかや言い合っていても2人は相性良いですよね。目を伏せて離れていく山内祐奈さんと梁瀬鈴雅さんのペアもよかった。1列目で梁瀬鈴雅さんがパフォーマンスするとそのスタイルの良さにあらためて驚かされます。

 

 写真撮影時の猪原絆愛さんの「はんちゃかちゃ〜ん」可愛い。自己紹介では、はんちゃんを優しく愛でてるようで、ツッコミどころはしっかりツッコむ先輩メンバー達さすがです。そしてはんちゃんの言動に反応する地頭江さんの声が大きい笑。

 

 市村愛里さんの駅伝実況ツイートがウザくてミュートしようか迷ったという渡部愛加里さん最高ですね。梁瀬鈴雅さんがレルヒさん推しなの推せます。私もレルヒさん好きですよ(RYUTistが好きだと自然とレルヒさんも好きになる)。

 

地頭江「今年は周りの人にお金を遣う年にしよう」

市村栗村「おっ! おっ!」

地頭江「違います!」

あいちーの目上の人を説得するような「◯◯さん⤵︎ ◯◯さん⤵︎」という話し方が好きです。

 

 市村愛里さんはお父さんが好きで、そんな父との2ショットをツイッターにアップしたらしいのですが、秋吉優花さんがそれに対して「素敵なパパ活ですね」とリプライ。そんなことがあったとは初めて知ったのですが、いやー本当にひどいですね……泣。ツイッターのリプライだけど、秋吉優花さんの低い声で完璧に再生可能です。最近の秋吉さんの低音ボイスキャラはなんなのでしょう……。

 

 『天使のしっぽ』と『純情主義』で北川陽彩さん。6期生でユニット2曲はすごいですね。そして『純情主義』のさやまるさん良いですよね。パフォーマンスの芯がしっかりしていてブレないところに安心感があります。

 

 『てもでもの涙』は伊藤優絵瑠さんと梁瀬鈴雅さん。私にとってしかし梁瀬鈴雅さんはいつもと逆のポジション。それでも臆することなく歌っていて、もうこれは梁瀬さんがひとりでてもでもできますね。

 

 『鏡の中のジャンヌ・ダルク』は地頭江隊長に副隊長はあいちー。地頭江さんに率いられる5期生というフォーメーションの攻撃力強すぎ。豊永阿紀さんのジャンヌと対決してほしい。

 

地頭江音々「てもでものしっぽ」

市村愛里「聖は島のスターなんで」

『Two years later』の今村麻莉愛さんの良さをうまく言語化できない。

栗山梨奈「おじさん、愛ってなに?」

くりなさんが言うと説得力あります……。俺も知りたいわ……。

『キスして損しちゃった』は振付の手の動きが大きいのですが、栗山梨奈さんのダイナミックなダンスは曲に合っていて、見ていて気持ちいいです。

梁瀬鈴雅「猪原くん!」

 

 栗山梨奈さんのメンバーへのセクハラ的な行動に地頭江音々さんが本当にドン引きしている感じで苦笑してしまいます😂😂😂

栗山梨奈「(ファンに対して)愛を重たくさせてます」重い〜😂😂😂

梁瀬鈴雅「はんちゃんはもっとかわいこぶっていい。かわいこぶったら来てくれたお客さん落ちるから」梁瀬さんステージママ😂😂😂

パジャドラ出たての頃はMCで全然喋れなくて下野由貴さんに全てを持っていかれてましたが、今はMCでも余裕が出ていて成長を実感しています。

伊藤優絵瑠「(てもでもについて)石さんよりやりやすかったよ」みゅんさん😂😂😂

さやまるさんは6期生の指導を担当しているのですが、そのせいか最近のさやまるさんの保護者感がすごい。後輩を見守る視線が温かいです。

 

 パジャドラは梁瀬鈴雅さん目当てと書きましたが、同じランナーとして市村愛里さんもやはり目が離せません。村民かといわれると、まだそこまでではと思いますがあいちー好きですよ。あいちーはたまに幼く見えるときがあって、ふとした瞬間に現れるいつもとは違う可愛さが好きです。MCでは先輩をネタにしたりしてバチバチやりあうことも多いですが、同様に先輩とやりあう坂本りのさんのように真正面からぶつかっていくのではなく、相手の懐に入ってから狙うような技巧派(?)なので、敵には回したくない感じです(?)。どちらにしろ見ていてハラハラはするものの、先輩をネタにしてでもウケたいというむしゃらさ大事ですよねと応援しちゃいます(どこ目線?)

 

 前にツイッターで書いたかもしれませんが、パジャマドライブ公演が好きなのはアンコール最後が『白いシャツ』だからです。この明るい曲で公演を締めくくられると、絶対にこの後に卒業発表はないだろうという安心感があります。変な緊張感もなくて、幸福な気持ちで公演を終えられます。この日も楽しい公演でした。ありがとうございました。

20230105 HKT48 チームH『RESET』公演

 今年は公演の感想もどんどん書いていきます。1月5日、新年最初の劇場公演はチームHのRESET公演でした。自分は去年の年末に新型コロナに感染して、先月は一度も劇場公演に入ってなかったので、本当に久しぶりの公演。久しぶりだと緊張しますね。席番は160番台と真ん中ら辺。

 

 

 

 

 

 

 1曲目の『RESET』の豊永阿紀さんを見るだけでチケット代の元は取れるぐらい私はこの曲の豊永さんが好きです(コスパ厨っぽくてすみません……)。勢いがあってそのまま全力疾走していきそうなパフォーマンスの豊永さんがかっこいい。豊永さんの生のパフォーマンスの圧を感じられて、やっぱり現場は最高……、と再確認させられます。先月休んでちょっとブランクがありましたが、1曲で完全に公演と向き合う勘を取り戻せました。

 

 卯年なのでちらほらウサギさんみたいなメンバーもいます。田中美久さんはお客さんに丁寧にレスしていて、他人事ながら幸せになります。

 

 栗山梨奈さんの高めツインテールが可愛いです。髪型で気合いの入れようをアピールしてくる栗山さんの姿勢大好き(アピールとかじゃなかったらすみません)。『彼女になれますか?』のくりなさん好きなんですよね。ダンスがダイナミックで見ていて楽しい。

 

 ここ最近栗山梨奈さんが好きでよく見ています。松岡菜摘さんが卒業して、松岡さんポジに坂口理子さんが入って、その坂口さんポジに栗山さんが入ったのですが(間違ってたらすみません)、それによって栗山さんが自分の視界によく入るようになって、今まで気づかなかった栗山さんのパフォーマンスの良さに気づけました。明るい曲での溌剌としたダンスがよいです。もともと栗山さんのshowroomはよく見ていて、歯に衣着せぬ物言いが好きなのですが、パフォーマンスも良いことに気づけたので、だんだん好きが増してきた感じです。

 

 

 

 

 

 

 自己紹介MCは今年の目標を書き初めで。さやまるさんの今年の目標「えぶりでいはっぴー」が良い。私もそれで行きたい。そんなゆるふわさやまるさんの次に田中美久さんの「自分」という真面目な目標が掲げられると、さやまるさんと一緒にふざけてしまった自分も反省したくなります(ふざけてるのは私だけ)。渡部愛加里さんの目標は「余裕のある生活」で、「余裕」が大きく書かれていて「生活」が窮屈になっているところに雲行きの不安を既に感じさせます。それぞれ字にメンバーの性格みたいなのが出ていて面白いですね。村上和叶さんの「後悔しない」は、「後」の字の直線具合がロゴっぽくてかっこいいです。後藤陽菜乃さんの「突き進む」は、「突」の字が大きすぎるのが勢いあって好きです。そして豊永阿紀さんは「三面六臂」。豊永さんらしい言葉選び。まさに豊永さんのための言葉を豊永さん自身が選ぶところに頼もしさがあります。

 

 ユニット曲に移って、『制服レジスタンス』はあーちゃんさやまるわかにゃんの全員ポニーテール3人組。わかにゃんの高めポニーテールよいですね。『心の端のソファー』はゆえるさんわかにゃんくりなさん。ポニテわかにゃんとツインテくりなさんを率いて歌うゆえるさんというフォーメーションも素晴らしい。今の劇場公演の主力はドラ3と5期生ですね。自分の見方が変わってきただけかもしれませんが、最近のゆえるさんとさやまるさんのパフォーマンスに自信が溢れていて、見ていて本当に楽しいです。

 

 MC挟んで、毒蜘蛛オケラホワイトデーの流れも大好き。ここのというか『夢の鐘』もそうなのですが、『オケラ』などの暗めの曲での村上和叶さんが本当に好き。踊りまくって長髪で顔が隠れてしまうぐらいの時の鋭い表情がかっこいいです。本人はこのパートの衣装は露出が多いから好きではない的なことを言っていた記憶があるのですが、それでもここのわかにゃん素晴らしいです。わかにゃん本当にスタイルが良いです。豊永さんを見つつわかにゃんも見つつ、くりなさんも見なければいけないので目がいくつあっても足りません。わかにゃん良いと言いつつ、豊永さんの挑むようなパフォーマンスも最高です。

 

 後半MCでは栗山梨奈さんの生誕祭について。栗山さんは他メンバーの生誕祭でいつもケーキを手作りして持ってきています。次のRESET公演はその栗山さんの生誕祭。ケーキはどうなるのか。栗山さん含めたMCにおいて、

渡部愛加里「お金で解決するしか」

坂本りの「くりなが自分でつくるのどう?」

と、なんとも自由な発言が繰り広げられてました。若いから許されるあーちゃんの辛辣な発言がここでも炸裂していて最高ですね。

 

 『ジグソーパズル48』では、最後ステージ横幅いっぱいに並んだときの豊永さんの客席を見つめる優しいまなざしが大好きです。この日の自分は上手の席にいて、豊永さんもこの曲では上手に来るのですが、レスが来たような気もします。最近の私は鈍感になってしまったのか、自分へのレスなのかどうかいつも曖昧な不安があります。レスなんて勘違いして上等というのはその通りなのですが、そこまで浮かれたオタクには今はなれていません。最後はあーちゃんとあーちゃんでウサギポーズ。この日は卯年の年始の公演なのでウサギのポーズをするメンバーが多めでしたね。

 

 アンコール『夢の鐘』は、2番の豊永さんと栗山さんの寸劇からのサビ入りの栗山さんの切り替えがいつも素晴らしいと思いながら見ています。一瞬でサビのキリッとした表情に変わるのが気持ちいいです。大サビで1列に並んだときの豊永さんのシルエットで魅せるパフォーマンスも大好き。豊永さんの上段強パンチからの下段強キックを真正面で浴びたいけど、残り少ないRESET公演では厳しそうです……。

 

 アンコールMCで村上和叶さんが泣いているように見えたのは気のせいでしょうか。気のせいかな。前日夜のインスタストーリーで明日の公演楽しみ的な投稿をしていて、わかにゃんにしては珍しいなと思ったのを思い出しました。泣いているように見えたら隣の栗山さんも感極まっているように見えてしまったけど、席が遠かったので見間違いかもしれません。『引っ越しました』では笑顔でパフォーマンスしていたので安堵しました。

 

 久しぶりのRESET公演はとても楽しかった。やっぱりチームHですね。豊永阿紀さんも最高でした。楽しそうにしているステージ上の豊永さんを見ているのは本当に楽しい。2023年も豊永さんのかっこいい姿をたくさん見られそうな予感がする楽しい公演でした。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます

 

 

 

 

 新年あけましておめでとうございます。

 

 年末年始のお休みはぼーっとしていたら、あっという間に終わってしまいました。一瞬すぎる……。年始の1週間もあっという間に過ぎて、この調子だと1月もあっという間、上半期もあっという間、2023年もあっという間に終わってしまう予感があります。やばい。でもなんとか生きている意味のある1年にしたい。いや、意味なんかなくたって、生きているだけで偉いみたいな気持ちもあるけど、やっぱり充実した1年としたい。ここ最近感じている迷走感から脱したいですね。

 

 とりあえずの目標として、日記でも何でも、もっと文章を残していきたい。ブログももっと書きます。あとは基本的に自分は自己完結しがちなので、もっと人と交流して視野を広くしたいですね。できるのか自分!?

 

 たぶんこれまで通りギリギリの生き方だろうと思いますが、本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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2022年まとめ

 今年もとりあえず健康に無事1年を終えることができました、と書く予定が、最後の最後12月の終わりに新型コロナに感染してしまい、それでもまあなんとか回復して、大晦日は元気に迎えることができました。幸い軽症で済んでよかったです。

 

 2022年は迷走というか、よくわからない1年でした。振り返ってみてもよくわからない……。どんな1年だっただろう……。1年をまとめられないのか、まとめる気力がないだけなのか。来年はもっと地に足つけて生きなければ。

 

 毎年言っていますが、ひとりで生きているようで様々な繋がりに助けられてばかり。今年もたくさんの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。皆さま良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 

 

パッと思いついた今年よかったものです。

 

X-S10 (カメコを本格的に始めました)

 

千と千尋の神隠し』素晴らしかった!!

 

マームとジプシー『cocoon』圧倒された!!

 

tofubeatsトーフビーツの難聴日記』日記モチベが上がりました。

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徳利『EVOLUTION』今年いちばんよく聴きました。

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甲斐心愛『ラジオ体操第1広島編』最高!!

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【LIVE】君とどこかへ行きたい (HKT48 11th anniversary LIVE 2022 ~未来へのメッセージ~)/HKT48[公式]

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今年いちばんよい動画です。

 

HKT48がガーデンプールとファンタジーフォレストをご紹介♪【ハウステンボス最高かよプロジェクト】

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ODAちゃんが最高。

 

【未公開シーン】一部ノーカットで公開します/HKTV!

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最高!!

 

Let it Happen - Louis Cole

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今年の夏は繰り返し見ていました。

 

NCT 127 ユウタ SPECIAL INTERVIEW

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突きつけられる。

 

【INSIDE】川村拓夢、広島の誇りを胸に涙のJ1初ゴール! 交代出場した選手たちが躍動し、特別な8月6日を勝利で飾る!【vs.鹿島/J1リーグ第24節@カシマ】

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川村拓夢選手の涙よ……

 

NewJeans (뉴진스) 'Ditto' Official MV (side A)

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NewJeans (뉴진스) 'Ditto' Official MV (side B)

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NewJeans (뉴진스) 'Ditto' Performance Video

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NewJeans (뉴진스) 'Hurt (250 Remix)' Special Video

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NewJeans大好きになってしまいました。

 

ACTMENT PARK『あの鐘の音と共に ~THE BELL~』


 久しぶりのブログとなります。先日、東京まで豊永阿紀さん出演のミュージカル『あの鐘の音と共に ~THE BELL~』を観に行ってきました。とても素晴らしいミュージカルだったので、記録がてら感想を書いてみます。一応なんとなくネタバレがあります。

 

 

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 1年ぶりの東京でした。1年前は大人計画のミュージカル『パ・ラパパンパン』を観に行って、それも『クリスマスキャロル』をベースにした作品だったので、どうも自分はクリスマス大好きっぽいですね。

 

 なんだか年々クリスマスを好きになってきているんですよね。もういい歳だし、子供はいないのに、クリスマス時期の華やかな街の雰囲気に、自分もすべてを祝福したい気持ちが溢れてきます。ひねくれることなく、やっと素直になれてきたのかもしれません。

 

 クリスマスが好きなら、クリスマスを題材にした作品も好きです。なんだかんだ騒動が巻き起こっても、クリスマスだからと最後は大団円で終わるのが荒んだ心に優しく沁みわたります。それはなんだか誤魔化されたようでもあるのですが、いろいろ思うところがあろうとも、クリスマスだけは赦される日として、いい感じに物語が締めくくられます。クリスマスぐらいはという気持ちで、私も深く考えません(蛇足ですが、ジェレミー・ブレット主演の『シャーロック・ホームズ 青い紅玉』がクリスマスものとして私は大好きです)。

 

 

 

 

 

 そんなこんなで2022年も東京でクリスマスのミュージカルを観てきました。豊永阿紀さんとしてはアクトメントパークのミュージカルは2作品目。前回のブロードウェイも素晴らしかったですが、今回の『あの鐘の音と共に ~THE BELL~』、通称あの鐘も素晴らしかったです。

 

 まずはとにかく歌がすごい。主役のエレノアやベラはもちろんのこと、アンサンブルまで全員の歌がすごい。ミュージカルなのだから当然といえば当然かもしれませんが、それでも当たり前を超えて迫ってくる歌が素晴らしい。歌には力があると本当に実感させられます。ただ紙に書かれた文章だったら、陳腐すぎて説得力がなさそうな言葉でも、迫力ある歌声で歌われると納得してしまいます。

 

 そしてストーリーがわかりやすい。わかりやすいのに単純でもない。そこが面白い。さらに1回目と2回目の観劇で見え方がまったく変わってきます。そこも面白い。初見でも十分わかりやすく面白い作品で、なおかつ2回目以降の観劇でも見所がたくさんある、何度でも楽しめる作品となっています。

 

 初見時は観ながら疑問に思うことも出てきます。例えば、豊永阿紀さん演じるグレースが物語の本筋の蚊帳の外だったり、グレースが姉のクロエに比べて幼いなと思えたことだったりです。しかし最後まで観ると、疑問にもやはりそうなるべき理由があって、だからそうだったのかと腑に落ちました。

 

 私は豊永阿紀さんを観たくて東京まで行ったので、豊永さんを中心に観てしまうのですが、贔屓目で申し訳ないなと思いつつ豊永さんの歌に感動しました。歌い出しから場の空気が一瞬で変わるのがわかって、完全に歌で会場を支配していました。歌い出しに命を賭けているのではないかと思うほど、むしろ最初がうまくいけば後は流れに任せてなんとかなると思っているのか、豊永さんの歌い出しが素晴らしく、否応なく引き込まれてしまいました。

 

 観るとわかりますが、グレースは難しい役です。難しいからこそ、観る毎に彼女の周りの人への視線に少しずつ気付けてきます。言葉にはならないけれど、まなざしで語っているグレース。最後にはサントクレアの市民を見守るように、守り神の佇まいを見せていて、とても神々しいです。

 

 あるシーンにおいて、グレースの目が光っていました。特に近いわけでもないA席から見えるグレースは、その瞳の輝きも相まってまさに光でした。ベラがエレノアに言った「光のような目をしてる」は、まさしく私が見たグレースでもありました。私はよくアイドルを光に例えてしまいます。私達と同じ人間なのに、神格化しすぎるのはよくないのではないかと思いつつ、しかしそうとしか思えない場面に遭遇するのもアイドルです。推しとの距離感の寄せては返す波のような引き合いに溺れないように見定めないといけない。豊永さん演じるグレースがきらめくシーンは、いろいろな考えが頭をよぎりながら、なんとかその輝きを大切にしていけたらなと思える瞬間でした。

 

 グレースを見ていると、自然と思い入れが大きくなってくるのが、彼女と共にいるレナクとサラの幼い二人、そして姉のクロエです。

 

 レナクとサラはいつも子供らしい可愛さでいっぱい。愛らしいという言葉がこれほど似合う二人はいません。本当に可愛い。豊永さんは常日頃から子供達に頼られる近所のお姉さんになりたいと言っていて、そんな豊永さんにとって、レナクとサラのお姉さん的存在であるグレースは、彼女はまさになりたい自分だったのではないかと、そんな気がします。このトリオの場面がいつも楽しく、私は大好きです。

 

 クロエは醒めた表情の裏に妹グレースへの愛が満ちています。観劇を重ねるほどに、クロエとグレースの歌のシーンに胸打たれます。マグマのように見えない熱情に突き動かされて生きるクロエの真の目的が判明するシーンのかっこよさにしびれました。ハートウォーミングなクリスマス作品を想像していたので緊迫したサスペンスは予想外で、その驚きが最後の対決の場面のかっこよさをさらに際立たせていました。やっぱりクリスマスといったら泥棒、テロリスト、そして悪徳政治家ですよね。忘れてました。

 

 他にはやはりジェームズの存続感が素晴らしかった。ジェームズが作品に太く大きな背骨を与えていて、だからこそ主人公達の生き様が対照的に映えていたのだと思います。テニミュ俳優の安心感は伊達じゃないですね。

 

 



 

 作品自体の感想からはずれてしまいますが、アクトメントパークと出会って、推しが自分の好きなタイプの作品に出続けてくれることの幸せを私は噛み締めています。やっぱりあるじゃないですか。推しは好きだけど出演作品はnot for me なときも……。自分はミュージカルが好きですし、欧米を舞台としたアクトメントパークのミュージカルはまさに私好みなので、豊永さんがこうやって作品に出続けてくれることはとにかくうれしいです。

 

 素晴らしいミュージカルでした。年の瀬に観るに相応しい、忙しない日々で忘れてしまいそうな大切なことに、歌を通じて光を当てて気づかせてくれた作品でした。観劇後は、帰り道の新宿の雑踏を見つめる私の視線もいくぶん優しくなったと思います。心が温まる作品をありがとうございました。

 

 

 

 

 

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新宿といったら西武のパフェ

 

9月

 9月。夏から秋に変わる月。誕生日の月。自分を変えていったほうがいいのか迷う日々。余裕があるようでぎりぎりで、大丈夫、大丈夫、まだ大丈夫と自分に言い聞かせながら生きています。

 

 

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マジで環境で人変わるから

頑張られへんとかいう人は

マジで環境を変えた方が良いと思います

 

 

 フォロワーさんに教えてもらったNCT127のユウタさんのインタビュー動画を見て、めちゃくちゃぶん殴られたというか、やはり人は変わっていかなければならないのか、環境を変えたほうがいいのかと、それからずっと考えている。

 

 例えば仕事について、今の職場は結構長く勤めていて、自分にとってとても居心地がいい場所なのだけど、居続けるとはどちらかといえば現状維持でもあるわけで、それよりも変化していくべきでは、つまり転職したほうがいいのかなとたまに考えます。しかし転職や、または結婚でもいいけど、今以上の幸せを求める行動を起こしたほうがいいのではと思う度に、自立してここまで生きてこられただけでも奇跡だと思い返し、高望みはよくないと躊躇してしまう。勇気がないだけなのか。

 

 絶妙なバランスの上に今の自分の平穏な生活が成り立っている認識なので、転職や結婚がうまくいくイメージがない(結婚はそもそも相手に出会うところからだけど)。

 

 そんな感じで迷うことの多い9月。大学生の悩みか。

 

 あと地味に衝撃を受けているのが、石安伊さんのダイビングライセンス取得で、アウトドアのイメージがなかったみゅんさんがダイビングに挑戦したことに対して、本当に申し訳ないけど驚いてしまった。

 

 ユウタさんのインタビューやみゅんさんに急かされるように自分も何か挑戦しなければと焦っていたところに、市村愛里さんが熊本城マラソンでフルマラソンに挑戦することを知り、勢いで自分も熊本城マラソンにエントリーしてしまいました。初フルマラソン。完走目指してがんばります。迷いを吹っ切るぐらい全力で走るわ。

 

8月の現状その2

 8月も終わりに近づいています。いつまで残暑お見舞いはオーケーなのでしょうか。

 

 この1週間ほどメンタルが落ち込みがやばい。何もやる気が出ません。たぶんツイッターとかで自分を不安にする情報を摂取し過ぎなのだと思う。

 

 仕事はこなしているし日常生活も最低限できているので最悪の状態ではないのだけれど、なんとなくこのままではダメだという焦燥感と、ではどうすれば? という答えの出ない問いで負のスパイラルに陥っている。

 

 答えが出ないというか、この状態を抜け出すには結婚することがいちばん楽な解だと思っているけど、それはなんか違う。私は自分がまっとうな人間ではないと思っていて、しかしまっとうな人間になりたいわけで、自分自身をまっとうと認めるいちばん簡単な方法が結婚ではないかと自分が考えていることがつらい。自分の何かを変えるために他人を使うことに拒否反応があります。結果的に自分が変わっていくとしても、そこを目的にしての結婚はないよねという気持ち。

 

 アイドルオタクとしては、アイドルも自分を変えるために見ているのでは? と考えを広げたくなるけど、そこは金銭のやり取りをしているから、そういうサービスと考えています。そんなアイドルも、見ていて楽しいことは楽しいけど、最近は惰性で見ている気がしてなんだか申し訳ない気持ちになる。推しが夢を叶えたり新しいことに挑戦している姿を見て、自分も何かしなきゃと思っても、何を? と立ち止まってしまいます。アイドルに限らず世の中のいろんなものが、自分を無理矢理ポジティブに向かせようとしている気がして、それが苦しいときがある。今はその状態なのかもしれない。

 

 いろいろ悩んでしまうのは、考えてしまう時間があるからだとも思う。周りを見渡すと、子育てを頑張っているとか、自分みたいにどうでもいいことで悩んでいる人は少なそう(表に出さないだけかもしれないけど)。そう考えると贅沢な悩みなのかもしれない。その悩みがどれだけ重要かは本人にしかわからないけど。

 

 そんな感じで悩んでいる8月の終わり。なんでもいいからもっと忙しく生きたほうがいいのかもしれませんね。