『ONE PIECE』とアンジュルムと豊永阿紀さん

 『ONE PIECE』始めました(冷やし中華のノリで)。

 

 豊永阿紀さん推しのバイブルと言ってもいい大人気コミック『ONE PIECE』。自分は未読で、いつかは履修しないといけないなと思っていたのですが、やっと重い腰を上げて最近読み始めました。ちょうど外泊しないといけない時があったのでホテルを調べていたら、なんと宿泊すると漫画読み放題できるホテルを見つけたので、よっしゃワンピ合宿するぞと一泊してきました。午後早くにチェックインして、夜ご飯の買い出しで部屋を離れた以外は、ただひたすら『ONE PIECE』を読み、翌朝もチェックアウトする時間のぎりぎりまで読み続けました。結果として、一泊で19巻まで読みました。まだまだ先が長い。

 

 有名な漫画なのでなんとなくは知っていました。知っているキャラクターは、腕が伸びる主人公のルフィと、よくわからない生き物のチョッパー(今回読んでやっとトナカイだということを知った)。あと知っていたのはルフィが海賊王になることぐらい。なんとなくの雰囲気で、陽キャが好きそうな漫画だなと、苦手かもしれないイメージがありました。しかし『ONE PIECE』は、豊永阿紀さんが常に連載を追いかけているほど大好きな漫画ですし、自分の今年の目標は斜に構えない、冷笑主義にならないで全力で向き合う、なので、推しの好みと私の好みは別という醒めた態度ではなく、新しいものに挑戦しようと読み始めました。

 

 

ホテルでひたすら漫画を読んで、作家が缶詰された時の気持ちがなんとなくわかりました。

 

 

 

 今更ながら『ONE PIECE』面白いですね。ほとんどの人はルフィを中心とした人間ドラマに魅力を感じているのだと思いますが、自分もそこが面白いと思いつつ、『ONE PIECE』の世界そのものの魅力に惹かれて読み進めています。

 

 まだ最初の部分しか読んでいませんが、これって『ガリバー旅行記』ですよね。世界の不思議な国々を見て回る。そういう空想都市系の物語が自分大好きなんですよね。イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』という、架空の都市の話をまとめた小説があって、私はそれが大好きなのですが、『ONE PIECE』はそこにも通じる、架空の世界を通して現実を見つめ直すような視線を生んでいます。あとシンプルに出てくる動物が可愛い。

 

 そのような世界観も好きですが、もちろんストーリーも面白い。さすが大人気コミック。全然飽きさせない(まだ最初の部分だけですが)。定期的に主人公達のそれぞれの子供時代の話を挟んでくるのもずるい。思い入れも湧いてきます。

 

 面白いんですが、読んでいて思ったことがあります。主人公達は、仲間仲間と言いつつ、それぞれのエピソードのクライマックスとなる敵との戦いでは、協調はあまりせずに、個人戦で戦ってますよね(序盤だから?)。しかしそれでも主人公達は強いし、チームワークが無さそうなのに、ひとつの船で航海している団結力みたいなのが感じられる。それぞれが自分勝手で、それぞれの目的のために航海しているのに、ひとつの大きな力が生まれている。不思議です。

 

 そんなことを考えていたタイミングで、あるツイートに出会いました。それは先日のアンジュルム武道館コンサートを見ての感想ツイートでした。

 

 

 

 

 私が『ONE PIECE』に感じていたのはこれだ!! と直感しました。『ONE PIECE』も皆各々の信念で生きているのに、それが不思議な巡り合わせで最強の集団となっている。『ONE PIECE』とアンジュルムが同じ言葉で表現可能であること。そこで思い出したのが、この両方を好きな人物、豊永阿紀さんです。すべてが繋がったような気がしました。

 

 偶然の一致といえばそうかもしれません。しかし偶然は偶然でも、これは幸福な偶然の一致であって、私はこの三者が繋がっていることが、特に豊永阿紀さんにとって、とても強さを与えているように感じます。まあこれはこちらの勝手な妄想なので、本人は『ONE PIECE』とアンジュルムに何か関連を感じているのか気になります。

 

 そんな感じで『ONE PIECE』面白いです。早く最新話に追いついて、豊永さんと感想を語り合いたいですね。

 

 

 

おまけ

 全然話が変わりますが、豊永阿紀さんの出演舞台が終わって、久しぶりに豊永さんの出たRESET公演を見ました。近くの良い席で見れたからかもしれませんが、豊永さんのアイドルの輝きがすごすぎた。パフォーマンスに彼女のエネルギーが満ち溢れていました。あまり人に対して強いと言いたくないんですが、先日のRESET公演の豊永さんは、強いとしか形容出来ませんでした。そんな豊永さんを見ていたら、彼女は竹内朱莉さん推しなのに、自分としては佐々木莉佳子さんを彷彿とさせる気迫を感じてしまいました。マジ強い。久しぶりに見たステージ上の豊永さんかっこよすぎてやばかったな。大好きです。