こんにちは3月

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 こんにちは3月。ちょっと前までは毎日寒かったですが、今日は暖かかった。少しずつ春が近付いてきていますね。

 

 最近はやらなきゃいけないことが多すぎて、あわあわするだけで何にも手がつけられない状況です。やばい。最低限仕事はこなしているけれど、仕事が終わればへとへとで、もう何も考えられない。だらだらとYouTubeShowroomを見てしまって、あっという間に寝る時間です。

 

 HKT48のバレンタインデー公演の感想を途中まで書いてあるので、なるべく早くアップしたいです。公演楽しかったな。バレンタインデーのRESET公演は自分的にもかなり大切な公演になったので、なんとかその時の記憶を書き留めておきたい。豊永阿紀さんも新型コロナから回復したので安堵しています。

 

 本当に世の中の流れが激動過ぎて、それに振り回されて疲れてしまうこともあると思います。どうか皆さんもご自愛ください。3月もなんとか生き抜いていきましょう。

 

 

 

 

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1月終わって2月

 こんにちは2月。もう2月です。1月終わるの早すぎじゃないでしょうか。時が経つ速さに驚いていると、いかにも歳をとった気がして自己嫌悪に陥ります。あまり過去は振り返りたくない。未来だけを考える。

 

 自分にとってこの時期は、1週間の積み重ねが着実に1ヶ月となるような、週の区切りが明確な実感が比較的あります。そう感じるのは、NFLプレーオフが毎週末行われるからです。熱心に見ているわけでもないけれど、NFLは好きで(アメフトが好きというよりNFLが好き)、よく試合を見ています。先週末は、スーパーボウルの出場チームを決めるNFCAFCそれぞれの決勝が行われました。チーフス負けてしまいましたね。今年のプレーオフはいい試合が多いです。特にチーフス対ビルズ、ラムズバッカニアーズはすごかった。ブレイディは本当に引退するのでしょうか。トム・ブレイディについてはまたあらためて書きたいと思います。

 

GAME OF THE YEAR WILD ENDING!!! Bills vs. Chiefs - YouTube

 

INSANE WALK OFF ENDING!!! Rams vs. Buccaneers - YouTube

 

 2月もがんばっていきましょう。

 

 

 

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かくたみほさんのカレンダー2月

 

あけましておめでとうございます & 豊永アワード2021

 新年あけましておめでとうございます。と書きつつ、もう1月8日ですが。年末年始のお休みは特に何かすることもなく、だらだらと過ごしていたらあっという間に終わってしまいました。休みの日は時間が経つのが速いこと速いこと。一応初詣はしておこうと、天神に出たついでに警固神社で初詣しました。試しに引いたおみくじは吉でした。また、ODAさんが作ったTⅡおみくじはODAさんの「何してもだいたい大吉」でした。ポジティブ思考は大事。今年も平穏無事に笑って生きられたらなと思います。

 

 

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 年が明けてから毎年恒例の豊永アワードがありました。HKT48豊永阿紀さんがその年にあったことをファンに挙げてもらって1年を振り返る企画です(今回は年越ししてしまったので去年のですね)。ツイッターハッシュタグ#豊永アワード2021で募集して、元旦のshowroomで豊永アワード2021の発表がされました。

 

 2021年は豊永さんにとって大活躍の1年だったのではと思います。本当にたくさんのトピックがありました。ファンのツイートをひとつずつ読みながら、豊永さんは詳しく振り返っていきます。いろいろな出来事があってとにかく話題が尽きません。

 

 豊永さんの思い出話を聞いていると、私達が受け取るものは彼女達の生きる時間のほんの一瞬でしかないと気付かされます。アイドルがファンの前で見せてくれるものは努力の結晶であって、その裏には人知れぬ頑張りがあります。考えたり葛藤したり立ち止まったり、喜びや悲しみや様々な感情が生まれては消えて、その先に見せてくれるのがステージの上の光です。その輝きには時の重みがある。

 

 あらためて書かなくてもだいたいのファンはわかっています。わかってはいるけど、気を抜くと私なんかはつい忘れて表層だけを見てしまう。目の前で見れるものだけで安易に判断してしまう。豊永アワードは、そんな軽薄になってしまいがちな自分に今一度自省を促してくれた配信でした。

 

 出来ることなら全てを受け取りたい。しかしそれが難しいことも事実です。それでも努力はすべきで、もっと真摯に向き合わなければいけない。ただでさえ自分は斜に構えがちなので、注意深くないといけません。大切なものを見落とさないように、曇りない目で見つめること。

 

 そう思うと同時に、そこまで想像しなければならないことなのかという思いもあります。目の前のステージが楽しければそれでよい。努力を努力と感じさせないのがプロフェッショナルではないか、という見方もあります。想像力を深め過ぎるのは単純に重い気もするし、その辺りのバランス感覚が難しい。軽やかに、しかし視線は見えるもののさらに奥深くを見つめたい。

 

 このように2022年も迷いながら日々が過ぎていくのでしょう。願わくば、揺らいで表出したオタクの感情が、こちらだけでなくステージの向こう側にとっても暖かい光となればいい。それはちょっとおこがましいですね。しかしアイドルの皆さんと幸せな関係を築きたいのは本当です。本年もどうぞよろしくお願いします。

2021年まとめ

 あっという間の1年でした。もう大晦日なのが信じられない。ざっくりと振り返ってみれば、大きな病気にもならず、面倒なことにも巻き込まれず、平穏な1年だったと思います。もう少し変化があってもいいのかなと思うけれど、変化しないよう無意識に人生の選択をしている自覚はあるので、そのあたりを意識的に変えていかないと難しいのでしょう。

 

 毎年まとめているので、今年も記憶に残っているコンテンツだったり出来事を挙げてみます。1年の最後にブログでまとめないと年が越せないみたいな自分への呪縛をどうにかできないものか。

 

HKT48

 まずはHKT48でしょう。アイドルはほぼHKT48しか見ていませんでした(というかアイドルオタクは辞めるつもりで福岡に来たのに…)。とにかく劇場公演に通いました。数えてみたらシングル発売記念イベントなども含めて、今年は38回劇場に入っていました。それはもうスタッフに顔を覚えられるわけです。

 

 去年から博多なないろ公演を見続けていたわけですが、4月からは通常のチーム公演が再開され、やっと念願のRESET公演を見ることが出来たのがうれしかった。RESETの豊永阿紀さんは最高にかっこよかった。新型コロナの影響で、再び博多なないろ公演に戻ったりもしましたが、最後はRESET松岡菜摘さん生誕祭で劇場納めも出来て、満ち足りた1年だったと思います。2021年は何人かの大切なメンバーとの別れもありましたが、松岡菜摘さんを中心に今のメンバーもとても頼もしいので2022年も楽しみです。

 

豊永阿紀さん

 そしてやはり私がHKT48にここまでハマることが出来たのは豊永阿紀さんのおかげです。この1年間、豊永さんを見続けていてとても楽しかった。歌うアイドルとしてだけでなく、写真を撮ったり演技したり、さらには脚本も書いたりと、多才ぶりを発揮した1年でした。豊永さんを推していると本当に楽しい。劇はじ、ミュージカル、10周年公演、他にもたくさん素晴らしい瞬間に出会わせてくれました。生誕祭にも参加出来て、笑いに笑って最高に楽しくて、推しの生誕祭がこんなにも幸せなものなのかと感動しました。豊永さんとは、7月にオンラインではあるもののやっとお話し出来て、12月にはやっと直接お会いして話すことも出来ました。特に深い話はしていませんが、話せただけで感無量ですよ。豊永さんがLINEのプロフィールに表示していた「自信のなさがチャンスをつぶすことがないように」は、私にとっても支えの言葉になっています。後ろ向きになりそうな時はこの言葉を思い出して奮起する日々です。

 

甲斐心愛さん

 MiKER!公演など、上半期は何度か公演も見に行ったSTU48でしたが、下半期になってからは甲斐心愛さんが大学受験の勉強のためにお仕事を休むようになったので、現場には行かなくなりました。今は心愛さんのshowroomを見るぐらいです。最初はどういうモチベーションで始めたのかこちらからは窺い知れなかった受験勉強でしたが、今は本気で頑張っているので合格してほしい。何事も本気で取り組む心愛さんが素晴らしいです。私も太宰府天満宮に合格祈願して参りました。合格して晴れやかな気持ちで心愛さんに会いたいですね。

 

音楽

HKT48『アウトスタンディング』

 Spotifyで聴いているのですが、通して聴くと『突然 Do love me!』で始まって、最後が『あっけない粉雪』『全然 変わらない』『HAKATA吸血鬼』で終わる流れが素晴らしいです。『HAKATA吸血鬼』大好き。早くライブで聴きたい。

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ザ・なつやすみバンド『NEO PARK』

 大好きなバンドの新アルバム。申し訳ないことになつやすみバンドでいちばん好きなアルバムはずっと『TNB!』だったのですが、『NEO PARK』がそれを超えました。今年最も聴いたアルバムです。旧グッゲンハイム邸でのライブも素晴らしかった。アニメ『Sonny Boy』のために作られて『Lightship』も好きです。

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Le makeup, Ryan Hemsworth『Moon Hit』

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RAY『Yellow』

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リョウコ2000『Travel Guide』

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パソコン音楽クラブ『See-Voice』

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 音楽に関しては、聴いてはいるけどシャッフルで再生することが多くて、誰が歌っているとかあまり気にしなくなりました。上記はその中でも意識的にたくさん聴いたものです。サブスクを使っていると、どうしてもサービスに上手いこと誘導されている感じなので、来年は主体的に音楽を聴くためにはどうしたらいいのかもっと考えていきたい。

 

 番外編としては豊永阿紀さんがインスタライブで歌ったくるりも大好きでした。豊永さんはキーボードの打鍵音のみのインスタライブも良かった。あと今年の曲ではないけれど、NaNoMoRaLの『サーチライト』をよく聴いていて、パセリさんの歌に救われていました。

 

 

 

映画

『すばらしき世界』

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』

『あのこは貴族』

『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

『サマーフィルムにのって』

『ドライブ・マイ・カー』

『偶然と想像』

 

 映画はあまり観なくなりました。自分は映画をたくさん観る時期と全然観ない時期があるのですが、今年は全然観ない時期が多かった。あらためて挙げてみると邦画ばかりですね。

 

 

演劇

#劇はじ 劇団ごりらぐみ『不本意アンロック』

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HKT48 × 大人のカフェ コント劇『恋のストラテジー!』福岡凱旋公演

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ACTMENT PARK Presents『From Broadway with Love~ブロードウェイより、愛を込めて~』

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COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』

まだ感想書けてない!! 川嶋由莉さん素晴らしかった!!

 

 演劇もあまり観れませんでしたね。それでも豊永阿紀さんを追いかけているので、他のHKTファンよりは舞台を観ていると思います。また豊永さんのミュージカルを観たいな。

 

 

エイモア・トールズ『賢者たちの街』

コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』

 

 

初挑戦系

AtCoder初挑戦

ネイル初挑戦

マッチングアプリ初挑戦

 

 どれも最初こそ勢いがあったけれど最近は停滞気味。何事も中途半端な性格がここでも発揮されています。

 

 

その他

ロマン優光『アイドルとのつきあいかた』

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那須大亮YouTubeチャンネル

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#エミはじ

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あと5本動画があります。

 

豊永阿紀さんのブログ全部

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 2021年も楽しい1年でした。幸せは幸せでも、自分を納得させるために感じる幸せのような気もするけれど、それでもなんだかんだ満足しています。当然ですが、ひとりで生きているように見えてたくさんの人に支えられた1年でした。今年も大変お世話になりました。皆様よいお年を。

 

 

 

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緑のある生活

 この1年ぐらいで緑色を特に好きになってきた。緑は緑でも深い緑。森の奥のような緑。それこそ今の時期なら、クリスマスツリーのモミの木が自分の好きな緑に近い。好きな人が緑色を好きとか、推しのメンバーカラーが緑色だったりは全然なくて、自分でもどうして今になって緑色を好きになったのかわからない。海なし県で生まれ育った自分はやはり海より山なのか、と自らの生い立ちを再確認している今日この頃だ。

 

 緑の色合いが気に入って、今年の春に緑色のコートを買ったはいいけれど、春に着るには緑が濃すぎる気がして、しかし秋に着るにはちょっと肌寒そうな生地の薄さで、色は最高なのに結局出番は少ないままだ。愛用しているハンドクリームもチューブが緑色で、それが側にあるだけでも穏やかな心地になれる。今使っている傘も緑のチェック柄だ。何かを色で選ぶときに緑を選択することが多くなったし、それで間違いないと思っている自分がいる。

 

 

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 この1年間ずっと部屋の壁に貼ってある豊永阿紀さんの写真も薄暗い林に差し込む光を写したもので、ぱっと見はほぼ黒なのだけど、それでも私はそこに緑を感じて、たぶん豊永さん以上に自分はこの写真を気に入っている。これは私の勝手な意見だけど、豊永さんは緑がよく似合う。今の豊永さんの髪色は暗いのだけど、ちょっと前まで明るいオレンジの髪色だった豊永さんは、緑が入っている衣装の時にオレンジの髪色と相まって佇まいがとても映えていた。『突然 Do love me!』のMVで、白に差し色の緑が入った衣装を着た豊永さんはオレンジの髪がとても映えていて、それは衣装に緑色が含まれているからだと思うので、その相乗効果が緑好きとしてなんだかうれしい。HKTVでは緑のベレー帽を被っていて、それもオレンジの髪にとても似合っていて可愛かった。

 

 結局、豊永さんを好きなことと緑が好きなことが両立しているのがうれしいに辿り着く。オタク的な結論に自分でも笑ってしまうが、生きるってそういうふうに好きが掛け合わさっていくことだよなと思う。そんな感じで今日も豊永さんの写真に見守られながら生活する。

 

 

 

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マッチングアプリつらい

 アラフォー、思い立って秋頃からマッチングアプリを始めてみた。結論から書くと、つらい。メンタルやられっぱなし。そもそもうまくいっていればブログなんて書かない。幸せな生活を送ってインターネットから消えています。時折見かける、表立っては言ってないけど実は付きあってました、なんて全然無理。つらすぎて書かないとやってらんないから書くわけです。

 

 コミュ障なので、始める前からマッチングアプリに向いていないとわかっていたけど、万が一向いている可能性もあるわけで、しかしその万が一の自信はどこにあるのかというとどこにもない。

 

 つらさの理由はいろいろあるが、マッチングするまでのプロセスがとにかくつらい。マッチングしてしまえば、その後は2人の問題となるので、物別れに終わったとしても納得出来る。しかしそのマッチングするまでにアプリにボコボコにされる。つらい。

 

 まずいいねが全然押せない。いいねを押さないと何も始まらないのだがいいねが押せない。いいねを押すのもエネルギーが要る。自分は電話をかけるのが苦手なのだが、いいねする時は電話並に勇気が必要となる。他人の人生に干渉する資格が自分にあるのかと自問してしまい、いつも躊躇してしまう。そして高望みしすぎなのもわかってる。アプリの画面をパッと見て、何かしらのアクションを起こすための判断材料が主に写真と年齢というのがつらい。結局顔と歳か、となってしまうアプリの構造に嫌気が差し、それでもそこを基準に踊らさせている自分がいる。

 

 難しいのは、プロフィールをちゃんと読めば読むほどいいねが押せなくなることだ。しっかりと詳細に書かれたプロフィールほど、読むと合わないなと感じてしまい、いいねが押せなくなる。本人のさりげないこだわりみたいなのも、ちゃんと言葉になると強く聞こえる。逆にふんわりぼんやりした雰囲気のプロフィールのほうがもしかしたらという期待があっていいねが押せる。難しい。

 

 しかもプロフィールを読んだところで実際はわからないのではという不安もある。プロフィールはあくまで自身が伝えたいことを伝える場で、それでいて自身の望むものを100%表現出来ているとは限らない。そんな不安があるのは、自分のプロフィールも自身を上手く表現出来てないと感じているからだろう。難しい。

 

 こちらがこう考えているということは、私を選ぶ側も同じようなことを考えているのだろうと思うと、なんかもう全部がつらくなってくる。考え過ぎなのかなとも思うけど、考えていかないと自分はやらかしてしまうので考えることは必要だ。アプリにボコボコと書いたが、神経質な自分自身の問題かもしれない。どちらにしろつらい。

 

 個人的なつらい理由として年齢的な問題もある。やはり相手は同年代がいい(結局自分も年齢で選んでいるのですが…)。となると自分はアラフォーで、相手もアラフォーだとどうしても結婚への考え方が重要になってくる。自分はまだ結婚のイメージがまったくない。良い人がいれば結婚したいぐらいの気持ちで生きている。しかし相手が年齢などを理由に結婚を意識するのは非常によくわかる。なので女性のプロフィールを読んで、今すぐ結婚したい、子供欲しい、と書かれていると、おぅ…、とそれだけで及び腰になってしまう。アラフォーが何がなんでも結婚したいなら結婚相談所に行けばいいのにと思う。自分だって、相手がいない状態で結婚に意欲が出てきたら結婚相談所に行くと思う。マッチングアプリで婚活はギャンブルではないでしょうか。とはいっても結婚相談所でビジネス感覚で結婚するよりも、少しは恋愛みたいなのをしたい気持ちもよくわかる。そのあたりのトレードオフをどうするかですよね。そんな感じで、私はとりあえず相手のプロフィールの結婚への意欲と子供の欄を読んで、勝手につらくなっている。考え過ぎなのはわかっている。

 

 自分の結婚への意欲のなさは、(少なくとも現在は)経済的にも精神的にもひとりで生きていける余裕があるからで、それはとても幸運なことだ。あと結婚に乗り気でないのは、(現状では)相手に対して申し訳なさが先に立つからだ。自分自身がまっとうでない自覚があり、その薄っぺらさを隠すためには結婚がいいのではないか、結婚すれば一応は普通の人と言えるのではないか、という目論見がある(普通が何なのかはまた議論が必要ですが)。しかしそのような理由で結婚するのは、パートナーに失礼だということもわかっているから結婚に消極的だ。結婚すること自体が目的となった結婚ではなく、人生の進む方向に自然と結婚があるほうがいい。つまり結婚に至るプロセスが重要なのだが、そのイメージが今の自分には想像出来ない。もっとくだけた感じで表現すると、恋愛がわからない、と言ってもいいのかもしれない。さらに突き詰めると他人への興味の無さが問題となってくる。結局ひとりが気楽なのか。いろいろ考えていくと、あらためて自分は他人と深い関係を結ぶ気がなく、かなり軽薄なのではないかと思えてきて、自分に幻滅する。利用するマッチングアプリを間違えたのかもしれない。

 

 やはり自分にはつらいなとアプリと距離を取ると、如実にメンタルが穏やかになるのが自分でも笑ってしまう。そこまでつらい思いをしてまでマッチングアプリを使わなくてもいいじゃない、と思うけれど、そうでもしないと出会いはないんですよね。しかし切実に出会いを欲しているかというとよくわからない。それでも数年前だったらこのような苦手なことに挑戦しなかっただろうし、今は上手くいかなくても、挑戦しているだけでも自分に余裕があるんだなと思いたい。

 

 どういう人と出会いたいかとよくよく考えてみたら、ひとりでも楽しそうに生きている人、という人物像が思い浮かんできて、いやそんな人は既に幸せなんだからマッチングアプリにはいないと結論が出てしまった。はい終わり。悲しい。(人間関係で満たされている人でもマッチングアプリを使う時があるのか気にはなる)。

 

 パートナーがいること、結婚すること、家庭を持つことが全てではない。わかりますよ。今はいろんな生き方があるし、それが許容される社会になりつつあることを。しかしそれと個人的な問題はまた別で、そのような様々な生き方があることをわかっていても、私自身がまともと思えるためには多様性はあまり意味を為さないんですよね。自分が古い人間だからこその呪いなのか。

 

 いつもはエンタメの感想ばかりブログに書いていて、こんな感じで自分自身をインターネットで切り売りしていきたくないとずっと思っていたけれど、こればかりはブログに書かないとどうにもダメージが大きすぎる。これを誰かに読まれて、嘲笑されるぐらいしか救いがない(笑えるのか?)。結局マッチングアプリがつらいというより、マッチングアプリによって自身の問題が炙り出されて、それに心が抉られているだけなのかもしれない。

 

 もう少しマッチングアプリを続けてみようとは思う。つらくなると、豊永阿紀さんの「自信のなさがチャンスをつぶすことがないように」を思い出して奮起する。こういう時の言葉ではないような気がして豊永さんには申し訳ないけど、そこに縋るしかない。しかしまあつらいですね(1年分ぐらいのつらいを書いたのでここから1年つらいは封印します)

10周年と手を振り続けた1年

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 HKT48劇場10周年記念特別公演の11月27日後期公演の感想です。

 

 前期のちょっとした感想はこちら。

 

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 前日の26日はお見送りが当たるくじを引くことすら出来なかったので、この日は早めに劇場に向かいました。HKTの劇場がある建物E・ZO FUKUOKAはPayPayドームの隣で、外はもろに海風が吹き荒ぶ場所です。日も暮れて海風が寒い中を並び(結果的には並ばなくても買えたのですが)、写真を買って売り場スタッフにエールを送られながらくじを引いたところ、なんとか当選人数10人の中に滑り込み。ロビー観覧とお見送りの権利を得ることが出来ました。感謝🙏🏻(何回ループしたかは聞かないでほしい)。

 

 

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 たとえロビー観覧であっても、家でDMM配信を見るのとは大違い。名前も知らないオタク達と共に見る連帯感と、ロビーのすぐ隣でHKTがパフォーマンスしていることを想像しながら見るのは、確かに現場感がありました。

 

 後期公演の豊永阿紀さんといえば、まずは何よりも『涙の表面張力』のソロでしょう。10周年公演でソロを任されたのは矢吹奈子さんと豊永さんのみ。それだけ期待されてのことです。

 

 『涙の表面張力』の直前が『3-2』でした。『3-2』は豊永さんも結構目立つ曲です。しかしロビーの大きな画面で見ていて、激しく踊るメンバーの中に豊永さんを探したもののどうにも見当たらない。豊永さんなら必ず出るであろう『3-2』に敢えて出ていないなら次の曲に出るのだと予想はしていたのですが、まさかソロだとは思いませんでした。『3-2』は見るほうもかなりエネルギーが要ります。なので曲が終わった時に集中力が途切れて、ちょっと気が抜けたんですね。その一瞬無防備になったところを豊永さんに狙われてしまいました。不覚…。

 

 体験はしていないですが自分でも知識として知っていた豊永さんの「ギリギーリ」。とにかく歌い出しの気迫がすごかった。歌声の圧が劇場の壁を越えてロビーまで波動のように伝わってきました。ズドン! ときた。その瞬間、ステージには豊永さんひとりのみ。博多の中心でギリギリと叫ぶ豊永さんは、ただただ孤高の存在でした(私にとって博多の中心は劇場です)。

 

 しかしよくよく考えなくても圧を感じたのは錯覚です。私が豊永さんを好きだから感じ取ってしまった魔法のようなもの。それはロビ観であっても何かしらの特別な瞬間に出会いたいという欲望が、このような体験を生んだのかもしれません。そう考えるとなんだか惨めにも思えますが、だいたいが表現する者とそれを受け取る者の間に完全に一致する理解があるほうが珍しい(だからこそ一致した時が尊いのですが)。届けたいものが100%そのままに受け取れられたら素晴らしいですが、こちらがどう受け取ろうが自由です。なので自分のこの感想も身勝手な美化にすぎないのだけど、豊永さんのパフォーマンスの素晴らしさは変わりありません。

 

 胸に迫る歌は、冬の朝の空気に触れたような目の覚める鋭さがあった。本当に豊永さんは場の空気を一瞬で変えます。この時の豊永さんは、歌はもちろん、その場にひとりで立っている存在そのものが強く光を持っていました。生誕祭の時も思ったのですが、豊永さんの私が主人公と信じている時の最強感がやばい。絶対無敵のスター状態でキラキラ光っている。そのように輝ける場所を豊永さん自身が作り上げていることが何より素晴らしい。

 

 どのような仕事だろうと彼女が真摯なのは当たり前ですが、殊更に誰もが重要だと考える場面に自分も立ち会えたことが、うれしいというよりホッとして気持ちになりました。歌っている時の張り詰めた空気から、曲が終わって幸福と安堵が少しずつ身体に沁み込んでいきます。胸いっぱいでした。

 

 

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10周年公演の翌日に行われた劇場での衣装展示

 

 

 公演本編の最後は『誰より手を振ろう』でした。現在は違いますが博多なないろ公演1期のアンコールで歌われた、私も大好きな曲。1年前にHKTを好きになって、そこから博多なないろ公演を見続けて育った私にとって、とても大切な曲です。なないろで聴きすぎて自然と振りコピまで出来るようになりました。この曲のように、好きな曲を節目の場面で聴くことが出来ると、オタクとしての自分の嗜好がHKTの本流からズレていないような気がして安心します。

 

 『誰より手を振ろう』は曲そのものも好きなのですが、なないろのチームブルー公演ではこの曲しか豊永さんが近くに来てくれないこともよくあって、とても救われた記憶があります。自分はよく当日券で入っていて、当日券は基本的に立ち見です。『誰より手を振ろう』をアンコールで歌っていた頃のブルーのセットリストは、とにかく立ち見のある上手側に豊永さんは来てくれませんでした(1曲目の『アイドルの王者』ぐらい?)。そしてアンコールの最後の曲である『誰より手を振ろう』で、やっと上手の立ち見に最も近いところまで豊永さんは来てくれる、そんな状況でした。認知も何もなかった自分は、その時だけうちわの力でレスを頂く、それを博多なないろ公演が行われている間はずっと続けていました(今はセトリが変わってますが)。それでも楽しかった。レス云々は置いておいて、オタク3日目の熱量で公演は楽しかった。そんな感じで、HKTを好きになって劇場公演を見始めてから、初めて生まれた思い入れのある曲が『誰より手を振ろう』なんですね。公演の締めとして相応しいから選曲されやすいとはいえ、思い入れのある曲をこのような大切な公演で歌ってくれるとすごくうれしくなります。

 

 無事に公演が終わった最後にHKTメンバー全員によるお見送りがありました。私にとってのこの日のメインイベントです。慌ただしいスタッフの説明に緊張してきます。劇場内のお客さんのお見送りに続いてロビーのお見送りのみ参加者が劇場に入ると、ステージの下には大人数のメンバーが勢揃いしていました。1列に並べないので折り重なっています。劇場に入ってすぐにお見送りなので、とにかく豊永さんがどこにいるか確認しました(必死)。が、いちばん上手のお見送り開始のポジションにおいもちゃんと並んでいるのをあっさり発見。安堵するのも束の間、お見送りがすぐに始まって豊永さんの目の前に行ったら、気付いてくれたのか思いきり手を振り返してくれました。気付いていたと信じたい。その後は流されるままにたくさんのメンバーと会釈してお見送りは終わりました。一瞬のような、でも豊永さんと向き合っていた時間はとても長く感じられて、不思議な時間でした。

 

 私が通り過ぎた後もこちらに向かって手を振り続けたくれた豊永さん(直後の人ごめんなさい、でもおいもちゃん推しだったから許してほしい)。そのずっと手を振ってくれた姿は、『誰より手を振ろう』の続きを見ているようで、この1年間の集大成のようにも感じました。そこにあるのは別れの挨拶ではなくて、次にまた会うための約束の挨拶。手を振り続けた先に今があります。過去があって今があって、そして未来がある。その今現在のきらめきに目を細め、未来に希望を見い出せる瞬間でした。ありがとうございました。

 

 楽しい10周年公演でした。もちろん長く見続けてきたファンとは感じるものは違うと思います。私は私なりに楽しかった。HKT48の歴史と未来を感じられた2日間でした。最後の松岡菜摘さんの言葉がとても頼もしく、11年目も楽しみです。豊永阿紀さんもさらに活躍する予感がしてわくわくします。あらためて10周年おめでとうございます。

 

 

 

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